こんにちは。カン・チャヨンです。

今回は、過去の手術後も鼻先が上がって見え、鼻孔の非対称にお悩みで当院にお越しくださった患者様の症例をご紹介いたします。

🔍 手術歴

患者様は複数回の手術を受けられていた複雑なケースでした。

  • 4〜5年前:鼻筋シリコンプロテーゼ、鼻先自家肋軟骨移植、骨切り術

  • 2年前:両顎手術後、鼻筋シリコンプロテーゼ、鼻先耳介軟骨および筋膜移植、鼻唇角矯正、鼻孔縁下降、人中短縮、小鼻縮小

複数回の手術にもかかわらず、鼻先が尖ってアップノーズに見える問題が解消されず、鼻柱部位の拘縮と鼻孔の非対称が残っている状態でした。

デザインカウンセリング時の正面、左側面、斜め側面の写真です。

💉患者様のご要望

  • 上がって見える鼻先の改善

  • 正面からの鼻孔の見え方を軽減

  • 直半ラインで鼻先を丸くすっきりと(自然な印象に)

  • 鼻柱部位の拘縮の解消

デザインカウンセリングの右側面、斜め側面、鼻孔写真です。

手術計画および進行

1. 寄贈肋軟骨を用いた鼻中隔再建

鼻中隔軟骨の損傷が激しく、自家軟骨のみでは十分な支持を得ることが難しい状況でした。寄贈肋軟骨により強固な支持構造を確立し、長期的な安定性を確保しました。

2. 両側の大鼻翼軟骨再建

過去の手術によって弱くなっていた大鼻翼軟骨を再建し、鼻先の形態と支持力を同時に改善しました。

3. 右側軟部三角部位への真皮脂肪複合皮膚移植

鼻孔の非対称の原因となっていた軟部三角部位を補強し、真皮と脂肪を共に移植することで自然なボリュームと対称性を確保しました。

4. アップノーズ矯正および鼻孔の非対称改善

再建された支持構造をもとに鼻先の角度を緻密に調節し、鼻唇角矯正により自然な横顔のラインを形成しました。

🌟手術結果

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

正面の変化

  • 上がって見えていた鼻先が自然な角度へと下降

  • 鼻孔の露出が著しく減少

  • 尖っていた鼻先が丸みを帯びたすっきりとした形態へ変化

  • 鼻孔の非対称が改善され、バランスの取れた正面のライン

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

側面の変化

  • 直半ラインの洗練された鼻のシルエットが完成

  • 鼻唇角が適切に矯正され、自然な横顔のラインに

  • 鼻先の高さと角度が顔全体と調和

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

鼻孔の変化

  • 左右の鼻孔の大きさと形状の対称性が大幅に改善

  • 軟部三角部位の補強により安定した鼻孔の形態を維持

  • 鼻柱の拘縮が解消され、自然な鼻孔の形態に

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

💡専門医の所見

術直後0日 正面、斜め側面、側面の写真です。術直後の写真は腫れがある状態のため、最終結果とは異なる場合があります。

術直後0日目の鼻孔写真です。術直後の写真は腫れが残っている状態のため、最終結果とは異なる場合があります。

このようなタイプは、複数回の手術によって鼻中隔軟骨が著しく損傷しており、大鼻翼軟骨の弱小化や鼻孔の非対称まで併発している難度の高い再手術の症例でした。

特に鼻中隔軟骨の損傷が激しい場合、自家軟骨だけでは十分な再建が困難となるため、寄贈肋軟骨を活用することが安全で有効な選択肢となります。寄贈肋軟骨は十分な量を確保できるため、鼻中隔の再建のみならず大鼻翼軟骨の補強まで同時に進められるメリットがあります。

また、軟部三角部位への真皮脂肪複合移植は、鼻孔の非対称を矯正するうえで非常に精密なアプローチです。単に軟骨を移植するよりも自然なボリューム感を出すことができるため、鼻孔の形状を細密に整えるのに効果的です。

再手術において最も重要なことは、過去の手術によって変形した構造を的確に把握し、安定した支持構造を再建することです。ノーズラボ医院では、このような複雑な再手術のケースにおいても患者様のご要望を最大限に反映し、ご満足いただける結果をお届けしております。

カン・チャヨンでした。ありがとうございました。

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限界と副作用

自家肋軟骨を使用する場合、肋軟骨を採取した部位に傷跡や痛みが残ることがあり、稀に胸膜損傷が生じる場合があります。また、移植した軟骨が時間の経過とともに曲がったり、一部吸収されたりする可能性があります。

寄贈肋軟骨を使用する場合、移植軟骨が吸収されたり変形したりする可能性があるため、長期的な経過観察が必要です。

プロテーゼを除去して再手術を行う場合、除去後に拘縮が再び進行したり、鼻の高さや長さが短くなったりすることがあり、皮膚の状態によっては段階的な手術が必要となる場合があります。

鼻中隔を同時に矯正する場合、鼻づまりが残存または再発する可能性があり、稀に鼻中隔穿孔や嗅覚の変化が生じる場合があります。

共通のリスクとして、感染、出血、非対称、傷跡、皮膚壊死、改善効果の不足などが生じる可能性があり、結果には個人の皮膚状態や過去の手術歴による個人差があります。