こんにちは。カン・チャヨンです。
本日は、15年前に受けられた鼻整形後に生じた重度の拘縮鼻を矯正した症例をご紹介いたします。
拘縮鼻の再建は、単なる再手術ではなく、根本的な再構築を要する難易度の高い手術です。
🔍 患者様の情報と症状
患者様は2008年にシリコンと鼻中隔軟骨を用いた鼻手術を受けられ、その翌年に拘縮による再手術を受けられました。現在は鼻づまりと鼻炎の症状でお悩みでした。
正面から見ると鼻孔が過度に露出し、鼻先の皮膚が引きつれて歪んでおり、側面からは鼻先が著しく吊り上がって鼻唇角が非常に大きくなっていました。眉間の開始点も高く、鼻孔の写真では左右非対称と右側に湾曲した鼻柱が確認されました。
🔧 手術計画と過程
拘縮鼻再建において最も重要なことは、損傷した軟骨構造の的確な再建です。そのために以下のような段階的アプローチを実施しました。
事前処置
まず幹細胞注射治療を通じて皮膚の状態を改善し、皮膚を十分に伸展させるための準備を進めました。
構造物の除去および再建
手術中、鼻先の皮膚の下にある拘縮組織と既存のシリコンプロテーゼの被膜を完全に除去しました。鼻中隔軟骨がほとんど残っていなかったため、自家肋軟骨を用いて全体的な再建を行う必要があり、形骸化していた大鼻翼軟骨も再建しました。
高さの復元
プロテーゼと被膜を除去した後に著しく低くなった鼻筋は、自家肋軟骨を用いて鼻先と調和するように高さを整えました。
🌟 手術結果
術直後0日の写真で確認できるように、鼻の全般的な構造が安定して改善されました。特に拘縮による変形が解消され、自然な鼻の輪郭を取り戻しました。術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。
💡 おわりに
重度の拘縮鼻の矯正は、形成外科・美容外科領域においても非常に難易度が高い手術の一つです。その要となるのは鼻中隔軟骨と鼻翼軟骨の的確な再建であり、拘縮した皮膚を慎重に伸ばす高度な技術が求められます。
当院は、数多くの拘縮鼻の患者様の新たな出発に寄り添ってまいりました。患者様の信頼にお応えするため、今後もより良い結果を目指して絶えず研究と研鑽を重ねていくことをお約束いたします。
拘縮鼻の合併症でお悩みの方々に、少しでもお役に立てれば幸いです。
カン・チャヨンでした。ありがとうございました。
ありがとうございます。
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限界と副作用
自家肋軟骨を使用する場合、肋軟骨を採取した部位に傷跡や痛みが残ることがあり、稀に胸膜損傷が生じる場合があります。また、移植した軟骨が時間の経過とともに曲がったり、一部吸収されたりする可能性があります。
プロテーゼを除去して再手術を行う場合、除去後に拘縮が再び進行したり、鼻の高さや長さが短くなったりすることがあり、皮膚の状態によっては段階的な手術が必要となる場合があります。
鼻中隔を同時に矯正する場合、鼻づまりが残存または再発する可能性があり、稀に鼻中隔穿孔や嗅覚の変化が生じる場合があります。
共通のリスクとして、感染、出血、非対称、傷跡、皮膚壊死、改善効果の不足などが生じる可能性があり、結果には個人の皮膚状態や過去の手術歴による個人差があります。