こんにちは。カン・チャヨンです。
本日は、拘縮鼻とアップノーズでお悩みだった患者様の鼻整形症例をご紹介いたします。
このタイプの患者様は、複数回にわたる鼻手術の後に炎症が起こり、それによる拘縮とアップノーズの問題で大変苦しまれていました。
複雑な再手術のケースでしたが、自家肋軟骨を用いたオーダーメイド鼻整形で大きな変化をもたらすことができました。
1. 患者様の経歴およびご要望
患者様の鼻手術歴:
- 2012年:L型プロテーゼ挿入
- 2019年:シリコン + 自家肋軟骨 + 小鼻縮小 + 人中短縮
- 2023年:シリコン + 耳介軟骨 + 鼻孔縁下降術(副木除去直後に炎症が発生し、抗生剤治療)
- 2023年(5か月後):シリコン除去
- 当院来院後:幹細胞治療を6回実施
患者様のご要望:
1. アップノーズ矯正
2. 鼻孔の非対称矯正
3. 鼻先の陥凹部位の矯正
4. 鷲鼻の形成
5. 鼻唇角矯正
2. 術前デザインカウンセリング
患者様の術前の状態を詳しく分析してみます:
正面:
- 鼻孔が目立ち、左右非対称がある
- 鼻筋が横に広がって見え、平坦である
- 鼻先に陥凹した傷跡が見られる
斜め側面:
- 鼻先が丸く、上がって見える
- 鼻筋が平らで立体感に欠ける
側面:
- 鼻先が丸く、押しつぶされて見える
- 鼻孔が目立つ
- 鼻唇角が不自然に見える
鼻孔:
- 鼻孔が狭くなっている
- 鼻柱が太く見える
- 鼻先が丸い
- 鼻孔の非対称が目立つ
3. 手術計画
患者様の状態とご要望を考慮し、以下のような手術計画を立てました:
a) 自家肋軟骨を用いた鼻中隔延長術
b) 鼻中隔再建手術
c) 鼻中隔を左側へ移動させ、鼻孔の非対称を改善
d) 自家肋軟骨を用いた鷲鼻形成
e) 自家肋軟骨を用いた大鼻翼軟骨の再建
f) 鼻唇角矯正
4. 手術内容
クローズ法(非開放式)アプローチにより、以下の手術を行いました:
a) 自家肋軟骨採取:
- 患者様の肋軟骨を採取し、鼻の再建に必要な十分な量の軟骨を確保しました。
b) 鼻中隔延長術および再建:
- 自家肋軟骨を用いて鼻中隔を延長・再建しました。
- これによりアップノーズを矯正し、鼻の構造的な安定性を確保しました。
c) 鼻孔の非対称矯正:
- 鼻中隔を左側へ移動させ、鼻孔の非対称を改善しました。
d) 鷲鼻形成:
- 自家肋軟骨を繊細に削り出し、自然な鷲鼻を作りました。
e) 大鼻翼軟骨再建:
- 自家肋軟骨を用いて大鼻翼軟骨を再建しました。
- これにより鼻先の形状と支持力を改善しました。
f) 鼻唇角矯正:
- 鼻先と鼻中隔の位置を調整し、適切な鼻唇角を整えました。
すべての処置をクローズ法(非開放式)アプローチで行ったため、外側に傷跡を残さず手術を完了しました。
5. 術前・術後の写真比較
術直後0日目の写真を比較すると、以下のような改善点を確認できます:術直後の写真は腫れが残っている状態のため、最終結果とは異なる場合があります。
正面:
- アップノーズが矯正され、鼻孔の露出が大幅に減少しました。
- 鼻筋がすっきりとまとまり、立体感が生まれました。
- 鼻孔の非対称が改善されました。
斜め側面:
- 鼻筋に自然な鷲鼻ラインが形成されました。
- 鼻先の丸みとつり上がりが改善されました。
- 鼻孔の露出が減り、より自然な印象になりました。
側面:
- 鼻先の丸みと圧迫感が改善されました。
- 鼻筋に自然な鷲鼻の曲線が生まれました。
- 鼻唇角が矯正され、口元の突出感が改善されました。
- 鼻孔の露出が減少しました。
鼻孔:
- 狭まっていた鼻孔が適切に広がりました。
- 太かった鼻柱が自然に細く整いました。
- 丸かった鼻先が自然に改善されました。
- 鼻孔の非対称が大幅に改善されました。
6. 術直後0日写真一覧術直後の写真は腫れがある状態のため、最終結果とは異なる場合があります。
7. 総評
このようなタイプは複雑な再手術症例であり、度重なる手術と炎症による拘縮の問題を解決しなければならない難度の高いケースでした。しかし、自家肋軟骨を用いたオーダーメイド鼻整形ときめ細かな手術計画により、大きな変化を導き出すことができました。
特に注目すべき点は次の通りです:
1. 自家肋軟骨の活用:十分な量の自家組織を用いることで、安定的で自然な結果を得ることができました。
2. 鼻中隔の再建および延長:アップノーズと構造的な不安定さを解決する上で、中心的な役割を果たしました。
3. 繊細な鷲鼻形成:患者様のご要望を反映し、自然な鷲鼻ラインを作り出しました。
4. 鼻孔の非対称矯正:鼻中隔の位置調整を通じ、長年のお悩みであった鼻孔の非対称を改善しました。
5. 鼻唇角の矯正:鼻と唇の調和を整え、顔全体のバランスを向上させました。
今回の手術を通じて、患者様のご要望にしっかりと応えることができました。アップノーズが矯正され、鼻孔の非対称が改善し、鼻先の陥凹部位も自然に整いました。また、ご希望された鷲鼻を形成し鼻唇角を矯正することで、バランスの取れた鼻の形を作り上げました。
8. 結びの言葉
拘縮鼻やアップノーズでお悩みの方々にとって、本症例が一つの希望となれば幸いです。炎症による拘縮の再建手術は、術前の予測と実際の手術内容が大きく異なることも多く、結果を正確に予測することは非常に困難です。そのためノーズラボ医院では、このような複雑な再手術症例において、術前に幹細胞治療を併用し、手術結果に良い影響をもたらせるよう努めております。
また、自家組織を用いた手術の重要性を改めてお伝えしたいと思います。特に複雑な再手術の場合、自家組織を使用することで、より安定的で自然な仕上がりが期待できます。そして、無理なデザインよりも自然なデザインを追求することが、長期的に見てより良い結果につながるという点をご留意いただければと思います。
鼻整形、とりわけ再手術をご検討中の方は、必ず豊富な経験と専門性を備えた医師にご相談されることをお勧めいたします。ノーズラボ医院では耳鼻咽喉科専門医としての解剖学的知識と豊富な手術経験をもとに、患者様お一人おひとりに適した手術計画をご提案しております。
皆様の美しく健康的なお鼻のために、ノーズラボがお手伝いいたします。
カン・チャヨンでした。ありがとうございました。
ありがとうございます。
#拘縮鼻矯正 #アップノーズ矯正 #鼻孔非対称矯正 #鷲鼻整形 #自家肋軟骨移植 #クローズ法鼻整形 #鼻の再手術 #耳鼻咽喉科専門医鼻整形 #幹細胞治療 #オーダーメイド鼻整形 #鼻唇角矯正
限界と副作用
自家肋軟骨を使用する場合、肋軟骨を採取した部位に傷跡や痛みが残ることがあり、稀に胸膜損傷が生じる場合があります。また、移植した軟骨が時間の経過とともに曲がったり、一部吸収されたりする可能性があります。
プロテーゼを除去して再手術を行う場合、除去後に拘縮が再び進行したり、鼻の高さや長さが短くなったりすることがあり、皮膚の状態によっては段階的な手術が必要となる場合があります。
鼻中隔を同時に矯正する場合、鼻づまりが残存または再発する可能性があり、稀に鼻中隔穿孔や嗅覚の変化が生じる場合があります。
共通のリスクとして、感染、出血、非対称、傷跡、皮膚壊死、改善効果の不足などが生じる可能性があり、結果には個人の皮膚状態や過去の手術歴による個人差があります。