こんにちは。カン・チャヨンです。

今回は、複数回の鼻整形後もアップノーズと鼻孔の非対称にお悩みで当院にお越しくださった患者様の再手術症例をご紹介いたします。

🔍 手術歴

  • 約10年前:以前の病院でシリコンと耳介軟骨、鼻中隔軟骨を用いた鼻整形を受けられましたが、形にご満足いただけませんでした。

  • 2022年:他院にてシリコンと自家肋軟骨を用いた鼻整形を受けられました。

  • 2024年:他院にてシリコンプロテーゼの透け感をカバーする再手術を受けられました。

度重なる手術により鼻の内部構造が弱まり、見た目の満足度も低下している状態でした。

デザインカウンセリング 正面・左斜め側面・側面写真です。

患者様のご要望

患者様は、鼻柱が内側に巻き込まれている部分を自然に引き下げたいと希望されていました。また、鼻唇角が不自然に上がって見える部分の矯正や、両側の鼻孔の非対称の改善も望まれていました。呼吸には大きな不便がない状態でした。

デザインカウンセリング時の右側面、斜め側面、鼻孔の写真です。

🔧 手術計画および進行

1. 鼻中隔前部の復元 — 過去の手術で鼻の中央の仕切り軟骨(鼻中隔軟骨)の前方が過度に取り除かれており、そこに添えられていた自家肋軟骨が内側へ陥没していました。既存の自家肋軟骨を活用し、鼻中隔前方の構造を再び頑丈に復元しました。

2. 鼻先の形態再建 — 寄贈肋軟骨を用いて、陥没していた鼻先を自然で安定した形に再建しました。

3. アップノーズ矯正 — 過度に上を向いていた鼻先を下方へ下げ、巻き込まれていた鼻柱を自然に下ろすことで、調和の取れた鼻唇角へ整えました。

4. 鼻孔の非対称矯正 — 正面から見える両側の鼻孔の非対称は、大鼻翼軟骨が片側に偏って非対称に縫合されていたことが原因でした。この部分を解いて再び対称になるよう矯正しました。

5. 鼻筋プロテーゼの入れ替え — 既存のプロテーゼを除去した後、鼻背が高く鼻先はわずかに下がる、患者様がご希望されるラインに合わせてシリコンプロテーゼを新しくデザインして挿入しました。

🌟 手術結果

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

両側の鼻孔の非対称が改善されてより落ち着いた印象になり、鼻筋のラインがすっきりと際立ちました。

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

過度に上がって見えていた鼻先が下方に降りたことで鼻唇角が自然になり、鼻背は高く鼻先はなだらかに下がる横顔のラインが形成されました。

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

陥没していた鼻柱が自然に引き下げられたことで、正面や下から見た鼻孔の形状が一層バランスの取れた形に整いました。

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

💡 専門医の所見

術直後0日 正面・斜め側面・側面写真です。術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な仕上がりとは異なる場合があります。

術直後0日目の鼻孔写真です。術直後の写真は腫れが残っている状態のため、最終結果とは異なる場合があります。

複数回の鼻整形後に行う再手術では、単に形を整えることよりも、崩れてしまった構造を安定して復元することが最も重要です。特に鼻中隔の前部が弱くなると、鼻先の陥没やアップノーズといった変形につながりやすくなります。

本症例のように、既存の自家肋軟骨をできる限り活かして鼻中隔を復元し、不足している部分を寄贈肋軟骨で補強することで、構造的な安定性を確保しながら自然な形を作ることができます。再手術では、残されている組織の状態と過去の手術痕を正確に把握し、患者様の鼻の状態に合わせて材料と術式を綿密に調整するプロセスが結果を左右します。

今後もこのような慎重なアプローチのもと、患者様のお悩みやご要望を十分に反映したオーダーメイド手術を続けてまいります。同様のお悩みを抱えていらっしゃる方々のご参考になれば幸いです。

カン・チャヨンでした。ありがとうございました。

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限界と副作用

自家肋軟骨を使用する場合、肋軟骨を採取した部位に傷跡や痛みが残ることがあり、稀に胸膜損傷が生じる場合があります。また、移植した軟骨が時間の経過とともに曲がったり、一部吸収されたりする可能性があります。

寄贈肋軟骨を使用する場合、移植軟骨が吸収されたり変形したりする可能性があるため、長期的な経過観察が必要です。

プロテーゼを除去して再手術を行う場合、除去後に拘縮が再び進行したり、鼻の高さや長さが短くなったりすることがあり、皮膚の状態によっては段階的な手術が必要となる場合があります。

鼻中隔を同時に矯正する場合、鼻づまりが残存または再発する可能性があり、稀に鼻中隔穿孔や嗅覚の変化が生じる場合があります。

共通のリスクとして、感染、出血、非対称、傷跡、皮膚壊死、改善効果の不足などが生じる可能性があり、結果には個人の皮膚状態や過去の手術歴による個人差があります。