こんにちは。カン・チャヨンです。

今回は、複数回の鼻手術の後に拘縮変形が生じ、鼻の形態と機能の両面でお困りだった患者様の再建症例をご紹介いたします。

🔍 手術歴

こちらのケースは、計6回の鼻手術を受けられた方です。

デザインカウンセリング時の正面、左側面、斜め側面の写真です。

  • 約17年前:小鼻縮小術

  • 約6年前:プロテーゼと自家肋軟骨を用いた鼻整形 → 炎症発生によりプロテーゼ除去

  • その6か月後:プロテーゼと自家肋軟骨で再手術 → ギプス除去後に赤みが生じたため再びプロテーゼ除去

  • その6か月後:自家肋軟骨のみで鼻筋と鼻先を再建 → 鼻先が短く尖る変形が発生

  • 約3年前:自家肋軟骨を新たに採取して追加矯正

手術を繰り返す中で鼻柱部分の傷の治癒が思わしくなく、全体的な拘縮変形が進行した状態でした。

患者様のご要望

  • 鼻筋の開始点を低くしたい

  • 陥没した鼻柱が見えるように改善

  • ピンチノーズのように見える部分の矯正

  • 斜鼻矯正

  • 左右交互に詰まる鼻づまりの改善

デザインカウンセリングの右側面、斜め側面、鼻孔写真です。

🔧 手術計画および進行

今回の手術は、拘縮によって損傷した鼻の内部構造を根本から再建することに焦点を当てました。

1. 自家肋軟骨を用いた鼻中隔再建

過去の手術によってほとんど残っていなかった鼻中隔軟骨を自家肋軟骨で新たに再建し、鼻の核心となる支持構造を確保しました。

2. 左側の大鼻翼軟骨の再建

ほぼ消失していた左側の大鼻翼軟骨を自家肋軟骨で復元し、鼻先の形態と支持力を回復させました。

3. 狭小化した鼻孔の矯正および鼻柱の再建

陥没した鼻柱を下げるため、両側の鼻柱に耳介後部皮膚を用いた遊離皮弁術(皮膚移植術)を行いました。移植した皮膚の生着率を高めるため、軟骨膜移植も併せて実施しました。

4. 鼻づまり改善のための機能手術

鼻中隔弯曲症矯正と鼻炎手術を同時に行い、呼吸機能を改善するとともに、鼻の中に残っている可能性のある炎症の有無を確認するため細菌培養検査も実施しました。

🌟 手術結果

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

  • 曲がって見えていた鼻筋の対称性を確保

  • 凹凸のあった鼻筋のラインが滑らかに改善

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

  • 高すぎた鼻筋の開始点が自然に低減

  • 陥没していた鼻柱が適切な位置へ下降

  • 全体として自然な鼻のラインが完成

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

  • 引き攣れて見えていた鼻孔の形状を改善

  • 皮膚移植による鼻柱のボリューム回復

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

💡 専門医の所見

術直後0日 正面、斜め側面、側面の写真です。術直後の写真は腫れがある状態のため、最終結果とは異なる場合があります。

術直後0日目の鼻孔写真です。術直後の写真は腫れが残っている状態のため、最終結果とは異なる場合があります。

度重なる手術を経て拘縮が進行した場合、鼻内部の支持構造が大部分消失しているため、単なる矯正ではなく根本的な再建が必要です。今回のケースでは鼻中隔軟骨と大鼻翼軟骨がほとんど残っていない状態であったため、自家肋軟骨を用いて構造物を新たに作り直すことが核心でした。

特に再手術の繰り返しによって鼻柱の皮膚が不足している場合、耳介後部皮膚を用いた遊離皮弁術が有効な選択肢となり得ます。軟骨膜移植によって皮膚の生着率を高めることも重要なポイントです。

鼻の機能的な側面も見落とさず、鼻中隔弯曲症と鼻炎の手術を併行して行い、外見上の改善と呼吸機能の改善を同時に図りました。

カン・チャヨンでした。ありがとうございました。

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限界と副作用

自家肋軟骨を使用する場合、肋軟骨を採取した部位に傷跡や痛みが残ることがあり、稀に胸膜損傷が生じる場合があります。また、移植した軟骨が時間の経過とともに曲がったり、一部吸収されたりする可能性があります。

プロテーゼを除去して再手術を行う場合、除去後に拘縮が再び進行したり、鼻の高さや長さが短くなったりすることがあり、皮膚の状態によっては段階的な手術が必要となる場合があります。

鼻中隔を同時に矯正する場合、鼻づまりが残存または再発する可能性があり、稀に鼻中隔穿孔や嗅覚の変化が生じる場合があります。

共通のリスクとして、感染、出血、非対称、傷跡、皮膚壊死、改善効果の不足などが生じる可能性があり、結果には個人の皮膚状態や過去の手術歴による個人差があります。