こんにちは。カン・チャヨンです。
本日は、丸く垂れ下がった長い鼻と中顔面の長さでお悩みになり、当院を受診された患者様の症例をご紹介いたします。
🔍 手術歴
17年前:鼻手術
7〜8年前:フィラー施術(鼻筋、鼻柱)- 溶解していない状態
鼻炎の既往歴あり
患者様のご要望
広がった印象を改善したい
ピンチノーズ(つまんだような鼻)にはしたくない
丸い鼻先を自然に改善したい
長く見える中顔面を短く見せたい
垂れ下がった鼻を自然に引き上げたい
🔧 手術計画および進行
今回の手術では、石灰化が著しく進行した自家肋軟骨を採取するという難しさがありましたが、慎重に再建を行い、自然な仕上がりを得ることができました。
1. 自家肋軟骨の採取および異物除去
石灰化の著しい肋軟骨を慎重に採取
17年前の手術による既存のプロテーゼを除去
7〜8年前のフィラーを完全に除去
確実な組織再建のための準備
2. 鼻先の再建および長さの調節
自家肋軟骨を用いた鼻中隔延長術
丸い鼻先を自然な形へ
長く垂れ下がった鼻が短く見えるよう調整
広がった鼻先を寄せる構造を形成
3. 鼻唇角矯正および人中短縮効果
垂れ下がった鼻を持ち上げて鼻唇角を改善
人中が短く見える効果を創出
中顔面の長さの印象を改善
自然な横顔のラインを完成
4. 眉間の開始点の調整
眉間の開始点を下げて調和のとれた比率を形成
中顔面が長く見えないように矯正
顔全体のバランスを考慮
自然なつながりのライン
5. 鼻中隔再建および機能改善
鼻中隔再建による呼吸機能の改善
鼻炎症状緩和のための構造的アプローチ
鼻甲介形成および鼻中隔矯正
長期的な安定性の確保
6. 自然な鼻のラインの完成
つまんだような不自然さのないナチュラルな形態
広がった鼻のバランスの良い改善
顔全体との調和
優雅な横顔のシルエット
🌟 手術結果
正面の変化 :
丸い鼻先が自然に改善
広がっていた鼻がバランスよくまとまる
つまんだような不自然さのないナチュラルな形態
顔全体のバランス改善
洗練された上品な正面のライン
側面の変化 :
長く垂れ下がった鼻が短く見えるよう改善
鼻唇角矯正により人中が短く見える効果
中顔面の長さの印象を自然に改善
眉間の開始点調整による調和のとれた比率
上品で洗練された横顔のライン
鼻孔の変化 :
丸い鼻先の改善
自然な鼻孔の形態
左右のバランスの確保
鼻柱中心軸の整列
全体的な対称性の改善
💡 専門医の所見
このようなタイプは、再手術においてしばしば直面する難易度の高い状況の一つである、石灰化した肋軟骨を扱わなければならないケースでした。石灰化が著しく進んだ肋軟骨は採取自体が非常に難しく、慎重なアプローチが求められます。しかし、安全に採取を行い、患者様がご希望される自然な結果へと導くことができました。
特に本症例のようなタイプは、丸く長く垂れ下がった鼻だけでなく、中顔面が長く見える点にも深く悩まれていました。単に鼻だけを改善するのではなく、顔全体のバランスと比率を考慮した統合的なアプローチが必要なケースでした。
鼻唇角矯正を通して垂れ下がった鼻を持ち上げることで人中が短く見える効果を生み出し、眉間の開始点を適切に調整して中顔面が長く見えないよう矯正いたしました。こうした細やかな調整を積み重ねることで、全体として調和のとれた顔立ちの比率を完成させることができました。
また、17年前の手術によるプロテーゼと7〜8年前のフィラーを除去し、自家肋軟骨で再建する過程において、鼻炎改善のための機能的アプローチも同時に行いました。鼻の再手術は初手術に比べて一層精密で綿密な計画が必要であり、特に石灰化した組織を扱う際はより慎重な手技が求められます。
患者様が望まれていた「広がった印象の改善」と「つまんだような不自然さのない鼻」を両立させつつ、中顔面の長さの印象まで改善し、お顔全体のバランスをより調和のとれたものに仕上げることができました。
今後もこのような細やかなアプローチにより、患者様お一人おひとりの個性とご要望を最大限に反映したオーダーメイド手術を提供してまいります。同様のお悩みを抱えていらっしゃる方々のご参考になれば幸いです。
カン・チャヨンでした。ありがとうございました。
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限界と副作用
自家肋軟骨を使用する場合、肋軟骨を採取した部位に傷跡や痛みが残ることがあり、稀に胸膜損傷が生じる場合があります。また、移植した軟骨が時間の経過とともに曲がったり、一部吸収されたりする可能性があります。
プロテーゼを除去して再手術を行う場合、除去後に拘縮が再び進行したり、鼻の高さや長さが短くなったりすることがあり、皮膚の状態によっては段階的な手術が必要となる場合があります。
注入されたフィラーなどの異物を除去して再建を行う場合、除去後に拘縮が再び進行したり、鼻の高さや長さが短くなったりすることがあり、皮膚の状態によっては段階的な手術が必要となる場合があります。
鼻中隔を同時に矯正する場合、鼻づまりが残存または再発する可能性があり、稀に鼻中隔穿孔や嗅覚の変化が生じる場合があります。
共通のリスクとして、感染、出血、非対称、傷跡、皮膚壊死、改善効果の不足などが生じる可能性があり、結果には個人の皮膚状態や過去の手術歴による個人差があります。