こんにちは。カン・チャヨンです。

今回はメドポアによる合併症でお悩みになり、当院にお越しくださった患者様の再建症例をご紹介いたします。このような状況において、どのように安全かつ効果的に解決していくのか一緒に見ていきましょう。

🔍 手術歴

デザインカウンセリング時の正面、左側面、斜め側面の写真です。

  • 10年前にシリコンと軟骨を用いた鼻整形

  • 鼻中隔延長の目的でメドポアを使用

  • 現在の鼻づまり症状(左側>右側)、鼻炎を併発

メドポアは人工材料であり、初期には便利に見えますが、時間が経つにつれて様々な問題を引き起こす可能性があるため、個人的にはおすすめしない材料です。

デザインカウンセリングの右側面、斜め側面、鼻孔写真です。

患者様のご要望

  • 鼻柱を自然に見せたい

  • 口元の突出感を目立たなくしたい

  • 詰まっていた鼻の通りをすっきりさせたい

  • 鼻筋の開始位置を自然に低くしてほしい

切実な思いが真摯に伝わってくるご要望でした。

🔧 手術計画および進行

このようなケースは手術回数こそ1回でしたが、内容面においては非常に複雑な患者様でした。

1. メドポアの完全除去

  • 以前の手術で鼻中隔軟骨を過度に採取したため、鼻中隔が著しく弱化していた状態

  • メドポアによってさらに悪化していた鼻中隔の状態

除去された異物の写真

2. 自家肋軟骨を用いた鼻中隔再建術

  • 安全で生体親和性の高い自家組織を使用

  • 鼻中隔の構造的安定性の回復

3. 大鼻翼軟骨再建術

  • 両側の大鼻翼軟骨がほとんど残っていない状態

  • 自家軟骨を用いた全面的な再建

4. 機能的改善

鼻中隔形成術による鼻づまりの解決

高周波レーザーを用いた下鼻甲介粘膜下切除術

5. 審美的改善

  • 開始位置を自然に調整

  • 鼻唇角矯正による口元の突出感の改善

🌟 手術結果

最も重要であったメドポアの除去が無事に完了し、自家肋軟骨によって強固な鼻中隔を再建することができました。

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

機能的改善

  • 詰まっていた鼻の通りがすっきりと改善

  • 鼻炎の症状も大幅に緩和

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

審美的改善

  • 自然な鼻柱ラインの完成

  • 口元の突出感の改善による顔全体のバランス向上

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

💡 専門医の所見

術直後0日 正面、斜め側面、側面の写真です。術直後の写真は腫れがある状態のため、最終結果とは異なる場合があります。

術直後0日目の鼻孔写真です。術直後の写真は腫れが残っている状態のため、最終結果とは異なる場合があります。

このような症例を通じて、メドポアのような人工材料の限界を改めて実感いたしました。メドポアは初期には簡便に見えますが、時間の経過とともに周囲の組織を弱化させ、様々な合併症を引き起こす可能性があります。

特に鼻中隔のような鼻の中核となる構造物に使用された場合、鼻全体の安定性を大きく損なうおそれがあるため細心の注意が必要です。このようなケースでは自家組織を用いた再建が、安全かつ確実な解決策となります。

自家肋軟骨は採取の過程で多少の負担を伴うことがありますが、生体適合性に優れ、吸収されにくいため、長期的に最も安定した結果を示します。患者様のように以前の手術によって組織が大きく損傷している場合には、なおさら重要な選択肢となります。

今後もこのような難度の高い再建症例に対し、安全かつ着実に取り組んでまいります。同様のお悩みを抱えていらっしゃる方々にとって希望となれば幸いです。

カン・チャヨンでした。ありがとうございました。

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限界と副作用

自家肋軟骨を使用する場合、肋軟骨を採取した部位に傷跡や痛みが残ることがあり、稀に胸膜損傷が生じる場合があります。また、移植した軟骨が時間の経過とともに曲がったり、一部吸収されたりする可能性があります。

プロテーゼを除去して再手術を行う場合、除去後に拘縮が再び進行したり、鼻の高さや長さが短くなったりすることがあり、皮膚の状態によっては段階的な手術が必要となる場合があります。

鼻中隔を同時に矯正する場合、鼻づまりが残存または再発する可能性があり、稀に鼻中隔穿孔や嗅覚の変化が生じる場合があります。

共通のリスクとして、感染、出血、非対称、傷跡、皮膚壊死、改善効果の不足などが生じる可能性があり、結果には個人の皮膚状態や過去の手術歴による個人差があります。