こんにちは。カン・チャヨンです。
本日は、鼻づまりと鼻孔の非対称の改善を主訴に来院された患者様の症例をご紹介いたします。
鼻づまりの原因は多岐にわたりますが、今回のケースは過去の手術によって生じた鼻腔内の粘膜癒着により、両側の鼻腔が完全に塞がっていた状態でした。
手術歴およびご要望はどのようなものでしたか?
手術および施術歴:
2021年:耳介軟骨+フィラー
2022年:鼻中隔軟骨+自家肋軟骨+ゴアテックス
2022年10月:人中短縮
2023年:貴族手術
ご要望:
両側の鼻づまり
左右非対称の改善
鼻孔を目立ちにくくしたい
自然でありながらはっきりしたラインに
術前デザインカウンセリングおよび顔の分析は?
正面から見ると鼻先が左側に曲がって見え、鼻孔の露出が多く鼻孔の非対称が認められます。側面写真では鼻先が垂れ下がっており、鷲鼻の所見が観察され、眉間の開始位置が高く、鼻先が上がって見えます。鼻唇角は95度より大きく見えます。
鼻孔の写真を見ると、鼻柱が右側にわずかに傾いており、左の鼻孔が右に比べて小さく縦長に見えます。鼻孔の非対称が認められます。
鼻づまりに関する検査は行いましたか?
来院時に撮影した鼻部CT検査において鼻中隔弯曲症と鼻腔内粘膜の癒着所見が認められ、鼻内視鏡検査でも粘膜癒着の所見が確認されました。
手術計画
鼻中隔延長術(自家肋軟骨)
鼻中隔再建手術(自家肋軟骨)- 鼻中隔軟骨を右側に移動させ、鼻中隔弯曲症を矯正するため
鼻孔延長(鼻翼軟骨の再配置および軟骨補強)- 鼻孔の非対称を矯正し、鼻孔の露出量を減らすため
ゴアテックス除去後、開始点を下げてシリコンプロテーゼへ入れ替え
大鼻翼軟骨の再配置および軟骨縫合 - 鼻先の形状を繊細に整えるため
鼻唇角矯正(自家肋軟骨)
過去の手術で損傷した軟骨は、可能な限り自家肋軟骨で再
建または修復し、正常な解剖学的構造を復元した上で新しい形態を形成することを原則としております。
患者様の自家肋軟骨の採取は、胸部X線検査で石灰化の進行が最も少ない軟骨を確認し、安全に採取いたします。今回のケースでは両側の肋軟骨にかなり広範囲な石灰化が進行していたため、右側第8肋軟骨を部分的に採取いたしました。
あわせて、鼻腔内粘膜の癒着による鼻づまりに対する手術は、術後の改善が大きい一方で再癒着の可能性が高いため、再癒着を防ぐための細やかな配慮が求められる手術となります。
術前と術直後でどのように変わったでしょうか?
側面写真を比較すると、鼻先が垂れて見えていた部分がしっかりと改善され、鷲鼻が解消されて鼻唇角が自然に矯正されました。
斜め側面では、鼻筋の開始点が瞳のラインまで自然に下がっているのが確認できます。
正面の変化が最も大きく現れています。鼻孔の見える量が半分以下に減り、非対称が大きく改善された様子が見て取れます。また、鼻全体が曲がって見えていた部分も大幅に改善されました。
鼻孔の写真を見ると、鼻中隔再建手術により鼻中隔軟骨を右側に移動させることで鼻柱が右へ整い、鼻孔の非対称が顕著に改善していることが確認できます。
術直後0日の写真のみを集めて確認してみましょう。術直後の写真は腫れが残っている状態のため、最終的な仕上がりとは異なる場合があります。
術前と異なり鼻のバランスが整い、立体感が生まれたことで、はっきりとした印象に仕上がっています。鼻孔の非対称も大幅に改善され、全体のバランスが整った様子が観察できます。
鼻整形手術は、単に鼻の形を美しく整えるだけでなく、お顔全体の印象を向上させる点に根本的な意義がある手術です。今回の症例を通して、こうした点へのご理解を深めていただければ幸いです。
鼻孔の非対称・アップノーズ矯正 鼻の再手術
信頼できるクリニックで
鼻孔の非対称やアップノーズ矯正を伴う鼻の再手術は、クリニックの選択が非常に重要です。医療機関の選定にあたっては慎重を期す必要があり、執刀医の経歴はもちろん、手術中や回復過程で起こり得る多様な状況に対応できる病院で手術を受けられることが望ましいといえます。
特に鼻づまりに関する手術や鼻中隔再建手術は、耳鼻咽喉科専門医が担う専門領域であるため、病院選びにはより一層の慎重さが求められます。
今回の症例が、同様のお悩みをお持ちの方々のお役に立てば幸いです。皆様の健やかで美しい鼻のために、今後も尽力してまいります。
カン・チャヨンでした。ありがとうございました。
ありがとうございます。
鼻孔の非対称に関するブログ
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限界と副作用
自家肋軟骨を使用する場合、肋軟骨を採取した部位に傷跡や痛みが残ることがあり、稀に胸膜損傷が生じる場合があります。また、移植した軟骨が時間の経過とともに曲がったり、一部吸収されたりする可能性があります。
プロテーゼを除去して再手術を行う場合、除去後に拘縮が再び進行したり、鼻の高さや長さが短くなったりすることがあり、皮膚の状態によっては段階的な手術が必要となる場合があります。
鼻中隔を同時に矯正する場合、鼻づまりが残存または再発する可能性があり、稀に鼻中隔穿孔や嗅覚の変化が生じる場合があります。
共通のリスクとして、感染、出血、非対称、傷跡、皮膚壊死、改善効果の不足などが生じる可能性があり、結果には個人の皮膚状態や過去の手術歴による個人差があります。