こんにちは。カン・チャヨンです。

本日は、平坦で長い鼻にお悩みだった患者様の鼻整形の症例をご紹介いたします。

この患者様は以前に2度の鼻手術を受けられた状態で、鼻が長く見える点が一番の不満点でした。

短く見える鼻をご希望でしたが、同時に鼻孔が目立って見える問題もあり、繊細なアプローチが必要な症例でした。

1. 手術歴

- 2年前:シリコン挿入 + 鼻中隔手術 + 耳介軟骨移植

- 6か月後:シリコン入れ替え

2. 術前デザインカウンセリング

術前デザインカウンセリングの正面、右斜め側面、側面写真です。

- 鼻孔が目立ち、非対称が観察される

- 鼻が左側に曲がって見える

- 眉間が高く見える

- 鼻が長く見える

- 鼻柱が垂れ下がっており鼻孔が目立つ

- 鼻筋に凹凸がある

- 鼻が長く見え、平坦である

- 立体感に欠けて見える

- 鼻唇角が90度未満である

- 口元の突出感と人中が長く見える

術前デザインカウンセリングの左斜め側面、側面、鼻孔写真です。

- 鼻孔の非対称が観察される

- 鼻柱が左側に傾いて見える

3. 患者様のご要望と手術計画

患者様の主なご要望

鼻を短く見せることでした。しかし、正面から鼻孔が目立って見える問題があるため、通常は鼻先を長くする方向に矯正する必要があります。ですが患者様が鼻が長くなることに対して非常に敏感でいらっしゃったため、鼻孔が多少見える状態になったとしても短めの方向でデザインすることを決定しました。

この方針に基づき、次のような手術計画を立てました。

a) 自家肋軟骨を用いた鼻中隔延長術(必要に応じて鼻中隔再建術を考慮)

b) 既存のシリコンプロテーゼを除去後、鼻背の必要な部分にのみ新しいシリコンプロテーゼを挿入

c) 口元の突出感を改善するための鼻唇角矯正

d) 鼻孔の非対称を矯正するための鼻中隔延長術、鼻翼軟骨の再配置および軟骨縛り

e) 眉間の開始点を下げて鼻を短く見せる処置

4. 手術内容

- 患者様の肋軟骨を採取し、鼻中隔を延長して補強しました。

- これにより鼻先の支持力を高め、鼻孔の非対称を改善しました。

- 従来のシリコンプロテーゼを除去し、新しいシリコンプロテーゼを鼻背の必要な部分にのみ短めに挿入しました。

- これにより凸凹していた鼻筋を滑らかに整え、鼻全体のラインを改善しました。

- 口元の突出感を改善するため、鼻唇角を適切に調整しました。

- 鼻中隔延長術、鼻翼軟骨の再配置、軟骨縛りなどの手技を通じて、鼻孔の対称性を改善しました。

- 眉間の開始点を低くすることで、鼻が全体的に短く見える効果をもたらしました。

すべての処置をクローズ法(非開放式)アプローチで行ったため、外側に傷跡を残さず手術を完了しました。

5. 術前・術後の写真比較

術直後0日目の写真を比較すると、以下のような改善点を確認できます:術直後の写真は腫れが残っている状態のため、最終結果とは異なる場合があります。

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

- 鼻孔の非対称が改善されました。

- 左側に曲がって見えていた鼻がまっすぐになりました。

- 眉間が低くなり、鼻が全体的に短く見えます。

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

- 長く見えていた鼻が適切な長さに調整されました。

- 垂れ下がっていた鼻柱が上がり、鼻孔の露出が減少しました。

- 凹凸のあった鼻筋が滑らかに整いました。

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

- 平坦で立体感の乏しかった鼻が、自然な直半ラインを描くようになりました。

- 鼻唇角が改善され、口元の突出感が緩和されました。

- 人中が長く見えていた問題も好転しました。

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

- 鼻孔の左右非対称が改善されました。

- 左側に傾いていた鼻柱が中央にまっすぐ整いました。

6. 術直後0日写真一覧術直後の写真は腫れがある状態のため、最終結果とは異なる場合があります。

術直後0日 正面、側面、斜め側面の写真です。術直後の写真は腫れがある状態のため、最終結果とは異なる場合があります。

鼻孔写真です。

7. 総評

このようなケースは、患者様のご要望と医学的判断の間でバランスを取ることがいかに重要であるかをよく示しています。正面から鼻孔が目立つ場合、通常は鼻先を長くする方向に矯正することが望ましいとされます。しかし本症例では鼻が長くなることに対して非常に敏感でいらっしゃったため、患者様のご要望をできる限り反映しながら、良好な結果が得られるよう慎重にアプローチしました。

眉間の開始点を下げる手技により、鼻が全体的に短く見える効果を生み出し、同時に鼻孔の非対称や口元の突出感など他の問題点も一緒に改善することができました。自家肋軟骨を用いた鼻中隔延長術は、鼻の構造的安定性を高め、鼻孔の非対称を矯正する上で大きな役割を果たしました。

この症例を通して、鼻整形手術において患者様のご要望に耳を傾け、それを医学的判断と調和させて融合させることの重要性を改めて確認することができました。

8. 結びの言葉

美容手術を行っていると、患者様のご要望と医師の基準が食い違い、常に悩まされる場面があります。正面から鼻孔が目立つため、客観的には鼻先を長くする方向に矯正すべきであるものの、患者様が長くなることを強く嫌がられる場合、医師の所見を貫くべきか、患者様のご要望を受け入れるべきか。これは常にジレンマとなります。

以前であれば医師の所見通りに手術を進めていたかもしれませんが、最近では患者様のご要望により耳を傾けるようになってきたと感じます。ただしそれと同時に、生じうる問題点について術前にできる限り詳しくご説明するよう努めています。結局のところ、美容整形は主観的な満足度を高めることが目的であるからこそ、そうあるべきだと考えております。

平坦な鼻や長い鼻でお悩みの方々にとって、本症例が一助となれば幸いです。鼻整形は単に鼻の形を変えるだけでなく、顔全体とのバランスを考慮しなければならない複雑な手術です。そのため、専門医との十分なカウンセリングを通じて、ご自身にとって最も適した方法を見つけることが大切です。

常に患者様皆様のご要望に真摯に耳を傾け、それを医学的な専門性と結びつけてより良い結果を導き出せるよう努めてまいります。皆様の美しく健康的な鼻のために、ノーズラボが寄り添います。ありがとうございました。

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限界と副作用

自家肋軟骨を使用する場合、肋軟骨を採取した部位に傷跡や痛みが残ることがあり、稀に胸膜損傷が生じる場合があります。また、移植した軟骨が時間の経過とともに曲がったり、一部吸収されたりする可能性があります。

プロテーゼを除去して再手術を行う場合、除去後に拘縮が再び進行したり、鼻の高さや長さが短くなったりすることがあり、皮膚の状態によっては段階的な手術が必要となる場合があります。

鼻中隔を同時に矯正する場合、鼻づまりが残存または再発する可能性があり、稀に鼻中隔穿孔や嗅覚の変化が生じる場合があります。

共通のリスクとして、感染、出血、非対称、傷跡、皮膚壊死、改善効果の不足などが生じる可能性があり、結果には個人の皮膚状態や過去の手術歴による個人差があります。