こんにちは。カン・チャヨンです。

本日は、外傷後に生じた鼻づまりと鼻の形態変形を改善した症例をご紹介いたします。

こちらの患者様は、1か月前に不慮の事故で鼻をぶつけられた後、鼻づまりとともに鼻の形が変形したため当院を受診されました。

1. 患者様の病歴

- 7年前に鼻中隔軟骨を用いた鼻先手術の履歴あり

- 1か月前、すれ違った人の肘が鼻にぶつかる事故が発生

- 事故後、鼻づまり症状と鼻の形態変形が発生

2. 術前デザインカウンセリング

術前デザインカウンセリング 正面、斜め側面、側面

鼻孔

- 鼻先が右側に曲がっている

- 鼻孔の非対称が目立つ

- 鼻孔が目立ちやすい状態

- 鼻先が垂れ下がっている

- 鼻背に凹凸感がある

- 鼻先がやや尖って見える

- 鼻先が押し潰されたように見え、垂れ下がって見える

- 鼻柱が右に傾いている

- 鼻先が右側に曲がっている

- 鼻孔の非対称が目立つ

鼻内視鏡写真 1. 右側 2. 左側

- 右側への著しい鼻中隔偏位(鼻中隔弯曲症)

- 外傷による鼻中隔軟骨の骨折の疑い

3. 患者様のご要望

- 鼻全体の形を大きく変えすぎないことを希望

- プロテーゼを使用しない自家組織での手術を希望

4. 手術計画

患者様の状態とご要望を考慮し、以下のような手術計画を立てました:

a) 鼻中隔矯正術および再建

b) 寄贈肋軟骨を用いた鼻中隔延長

c) 鼻先の曲がり矯正

d) 鼻筋の高さ出し(プロテーゼ不使用)

e) 鼻骨の非対称矯正のための外側骨切り術

5. 手術内容

- 骨折した鼻中隔軟骨を矯正し、再建しました。

- 鼻中隔軟骨の前方1/3を寄贈肋軟骨で補強し、構造を強化しました。

- 寄贈肋軟骨を用いてしっかりと鼻中隔延長を施行しました。

- これにより、鼻先の曲がりと鼻中隔弯曲を矯正しました。

- 鼻中隔延長の過程で、鼻先の高さが約2mm上がりました。

- 自然なラインを作るため、寄贈肋軟骨と真皮を用いて鼻筋も同時に高さを整えました。

- 全体的に曲がって見える印象を改善するため、外側骨切り術を施行しました。

すべての処置をクローズ法(非開放式)アプローチで行ったため、外側に傷跡を残さず手術を完了しました。

6. 術前・術後の写真比較

術直後0日目の写真を比較すると、以下のような改善点を確認できます:術直後の写真は腫れが残っている状態のため、最終結果とは異なる場合があります。

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

- 右側に曲がっていた鼻先が中央へと真っ直ぐ整いました。

- 鼻孔の非対称が大幅に改善されました。

- 鼻孔の露出が適切に減少しました。

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

- 垂れ下がっていた鼻先が自然に持ち上がりました。

- 凹凸があった鼻背が滑らかなラインを描いています。

- 尖って見えていた鼻先が柔らかな形態へと改善されました。

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

- 押し潰され垂れ下がって見えていた鼻先が、自然な位置へと上がっています。

- 鼻全体のラインが調和よく改善されました。

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

- 右側に傾いていた鼻柱が中央へと正しく整いました。

- 鼻先の曲がりが矯正され、左右の対称性が改善されました。

- 鼻孔の左右非対称が目に見えて改善されました。

7. 術直後0日写真一覧術直後の写真は腫れがある状態のため、最終結果とは異なる場合があります。

術直後0日目 正面、側面、斜め側面術直後写真は腫れがある状態のため、最終結果とは異なる場合があります。

術直後0日目 鼻孔術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

8. 総評

この症例は、外傷による鼻の変形と機能的な問題を同時に解決したケースです。特に注目すべき点は以下の通りです:

1. 的確な診断の重要性:CT撮影を通じて、鼻中隔弯曲と軟骨骨折を的確に診断しました。

2. 機能と美しさのバランス:鼻づまりの改善とともに、自然な鼻の形態を作り上げました。

3. 自家組織(プロテーゼ不使用)手術:患者様のご要望に合わせて生体組織のみを使用し、自然な結果を得ました。

4. クローズ法(非開放式)アプローチ:外側の皮膚に傷跡を残すことなく、複雑な再建手術を実施しました。

9. 結びの言葉

外傷による鼻の損傷は頻繁にあることではありませんが、時に生じる可能性があります。特に以前に鼻整形を受けられている場合、外力によって移植された軟骨が損傷し、鼻づまりが生じたり鼻の形態が変形したりすることがあります。

このような状況を防ぐためには、鼻先形成の際に丈夫な軟骨を用いて安定した構造を構築することが大切です。そうすることで外力に対しても形が崩れにくくなり、鼻孔の内腔が狭くなることで生じる鼻づまりの予防にもつながります。

万が一、外傷による鼻のトラブルが生じた場合は、速やかに耳鼻咽喉科専門医による精密な診断をお受けになることをおすすめいたします。専門医はCTや鼻内視鏡などの詳細な検査を通じて問題の原因を把握し、それに適した手術計画を立てることができます。これにより、鼻の機能と形態を同時に改善へと導くことが可能です。

耳鼻咽喉科専門医としての専門性と豊富な鼻整形の臨床経験に基づき、患者様お一人おひとりに適した解決策をご提案しております。鼻に関するお悩みがございましたら、いつでもカウンセリングにお越しください。

皆様の健やかで美しい鼻のために、私どもが常に寄り添ってまいります。

カン・チャヨンでした。ありがとうございました。

ありがとうございます。

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限界と副作用

寄贈肋軟骨を使用する場合、移植軟骨が吸収されたり変形したりする可能性があるため、長期的な経過観察が必要です。

鼻中隔を同時に矯正する場合、鼻づまりが残存または再発する可能性があり、稀に鼻中隔穿孔や嗅覚の変化が生じる場合があります。

共通のリスクとして、感染、出血、非対称、傷跡、皮膚壊死、改善効果の不足などが生じる可能性があり、結果には個人の皮膚状態や過去の手術歴による個人差があります。