こんにちは。
代表院長のカン・チャヨンです。
本日は、鼻手術において立体感がいかに重要であるかについてお話ししたいと思います。
今回の患者様は、33年前にシリコンと耳介軟骨を用いた鼻整形手術を受けられた方です。
術前デザイン
鼻筋にプロテーゼがはっきりと透けて見え、鼻筋の凹凸が強く目立ちます。鼻先は丸く広がって見え、鼻孔の非対称も見られます。
患者様のご希望は大きく分けて2点でした。
1. 鼻筋を低くしてください。
2. 鼻先を高くしてください。
そこで私は、不自然で長く見えている鼻に、自然な立体感を取り戻してあげればよいと考えました。
手術計画
術前に撮影したCT画像では、プロテーゼを取り囲む被膜に石灰化が進行しており、周囲組織との癒着が強いと予想されたため、プロテーゼと被膜を一緒に除去する計画を立てました。
手術中に除去したプロテーゼを観察すると、シリコンを包む肥厚した被膜が石灰化しているのが分かります。
そして、丸く広がった鼻先を、鼻中隔軟骨と寄贈肋軟骨を用いてすっきりと高く立ち上げる計画です。
術前 vs 術直後写真
術前写真と術直後0日目の写真を比較してみます。術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。
側面の写真を見ると、開始点が下がり、鼻先がすっきりと高くなって立体感が生まれたのが分かります。
斜め側面の写真を見ると、長く見えていた鼻がかなり短く見えるようになりました。
正面写真では、丸く広がって見えていた状態が大きく改善し、鼻筋にプロテーゼがくっきりと透けて見えていた部分も大幅に改善しました。
鼻孔の写真を見ると、非対称だった鼻孔が大きく改善された様子が確認できます。
術直後写真一覧
鼻整形手術における立体感についての私の考え
鼻整形手術を受ける理由は様々です。もちろん最も基本的な理由は鼻を美しく整えることでしょう。しかし、鼻単体が美しくなっても、顔全体の比率に合っていなかったり輪郭と調和していなかったりすると、顔全体の印象はあまり美しく見えなくなってしまいます。立体感という要素も比率と同様に、鼻の形という枠を超えて顔全体に大きな影響を与えています。
立体感は、高い部分と低い部分が共存することでより際立って見えます。そのため、鼻筋は低くして鼻先を高くしたいというご要望は、鼻に立体感を持たせたいという意味にもなるのです。
では、鼻に立体感が出るとどのような利点があるでしょうか。第一に顔が小さく見えるようになります。そして口元が引っ込んで見え、鼻が短く見えることで若々しい印象になります。さらに、女性らしい柔らかい印象に見える効果もあります。
立体感がなく、平坦で広がって見える鼻を手術したいと考えていらっしゃる方々のご参考になれば幸いです。
カン・チャヨンでした。ありがとうございました。
限界と副作用
寄贈肋軟骨を使用する場合、移植軟骨が吸収されたり変形したりする可能性があるため、長期的な経過観察が必要です。
プロテーゼを除去して再手術を行う場合、除去後に拘縮が再び進行したり、鼻の高さや長さが短くなったりすることがあり、皮膚の状態によっては段階的な手術が必要となる場合があります。
鼻中隔を同時に矯正する場合、鼻づまりが残存または再発する可能性があり、稀に鼻中隔穿孔や嗅覚の変化が生じる場合があります。
共通のリスクとして、感染、出血、非対称、傷跡、皮膚壊死、改善効果の不足などが生じる可能性があり、結果には個人の皮膚状態や過去の手術歴による個人差があります。