こんにちは。

代表院長のカン・チャヨンです。

本日は、14年前に鼻のフィラーを受けられた方が、フィラー除去手術と鼻中隔軟骨および耳介軟骨を用いた鼻整形手術を受けられたものの、鼻が依然として長いとのことで来院された患者様のお話をご紹介します。

このようなタイプの方は両顎手術を受けられた経験もあり、鼻中隔軟骨が非常に弱くなっていると考えられました。

術前カウンセリング

診察室で患者様と初めてお会いした際の印象は、「眉間が高く鼻が長い」だったと記憶しております。正面からは鼻が全体的に丸く広がっている印象があり、鼻が長く見えるせいでご実年齢より少し上に見えてしまっていました。

側面からは鼻先が長く垂れ下がって見え、口元が突出して見えていました。鼻唇角が小さいため、鼻先から人中へと続く口元のラインが不自然な形態となっていました。

鼻孔の写真で注目すべき点は、鼻孔の大きさの違いと非対称であり、両顎手術の後に鼻の広がりが顕著に現れたものと判断されました。

手術計画は?

  1. そのため、鼻中隔軟骨を丈夫にする作業に集中すべきだと考えました。両顎手術を受けられている点、そして長い鼻で垂れ下がって見える形状は、すなわち鼻中隔軟骨が弱くなっていることを予測できる手がかりです。そこで、自家肋軟骨を用いて鼻中隔軟骨の再建を行う予定としました。

  2. 鼻全体の形態に、フィラーを入れた鼻特有の印象が強く残っています。以前の手術の際にフィラーを除去したとお聞きになったとのことでしたが、おそらくフィラーがかなり多く残存していると考えられ、フィラー除去が今回における極めて重要な部分になると考えられます。

  3. 鼻先の丸い印象に関しては、鼻先に瘢痕組織が多く形成されていると判断されたため、皮下組織の部分切除を通じて皮膚の厚みを減らす計画を立てました。

  4. 鼻筋は異物を除去したうえで、シリコンプロテーゼを用いて高さを出す計画です。

術前 vs 術直後写真

側面写真をご覧いただくと、開始点がしっかり下がった様子が確認でき、鼻唇角の形態も大きく変化したことがお分かりいただけます。鼻先の丸い印象も改善されました。

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

45度の斜め側面からは、鼻先が大幅にすっきりとした様子をご確認いただけます。

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

鼻全体の丸い印象と曲がって見えていた印象が改善され、異物除去によるあざのため鼻背が赤みを帯びていますが、間もなく回復すると予想されます。鼻孔の非対称も大幅に改善しました。

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

鼻孔の形態を見ると、右側の鼻孔が相対的にかなり大きく非対称が目立っていた部分が、左右の形状が整うにつれて差が縮まって見えます。

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

術直後写真コレクション

両顎手術と鼻整形手術の関係

本日は輪郭手術と鼻整形手術の関係について解説いたします。鼻手術に影響を与えうる輪郭手術が両顎手術です。両顎手術は上顎骨と下顎骨を切り離して整え、再度固定する手術です。しかし、上顎骨を顔面骨から切り離す部分は、鼻中隔軟骨の下部にあたります。そのため、両顎手術を受けられると鼻中隔軟骨が損傷したり、弱くなったりすることがあります。したがって、鼻整形の手術方法のうち鼻中隔延長術を受けられる場合、両顎手術が鼻手術に影響を及ぼす可能性があります。

第一に、鼻中隔軟骨が弱くなっているため、鼻中隔軟骨を鼻整形手術の材料として採取することが困難な場合があります。そのため、寄贈肋軟骨や自家肋軟骨のような強度の高い軟骨を使用しなければならないことがあります。

第二に、鼻中隔軟骨の前方部分が弱くなっていると、鼻中隔延長術を行った際に鼻先が曲がったり垂れ下がったりするトラブルが生じる可能性があります。したがって、鼻中隔軟骨再建手術を行って鼻中隔をしっかりと補強しながら鼻整形手術を進めることで、鼻先の変形を防ぐことができます。

本日は両顎手術を受けられた方の鼻整形手術についてお話しいたしました。両顎手術を受けられた方の中で、鼻整形手術をご検討中の方々にとって参考になりましたら幸いです。

カン・チャヨンでした。ありがとうございました。

限界と副作用

自家肋軟骨を使用する場合、肋軟骨を採取した部位に傷跡や痛みが残ることがあり、稀に胸膜損傷が生じる場合があります。また、移植した軟骨が時間の経過とともに曲がったり、一部吸収されたりする可能性があります。

寄贈肋軟骨を使用する場合、移植軟骨が吸収されたり変形したりする可能性があるため、長期的な経過観察が必要です。

注入されたフィラーなどの異物を除去して再建を行う場合、除去後に拘縮が再び進行したり、鼻の高さや長さが短くなったりすることがあり、皮膚の状態によっては段階的な手術が必要となる場合があります。

鼻中隔を同時に矯正する場合、鼻づまりが残存または再発する可能性があり、稀に鼻中隔穿孔や嗅覚の変化が生じる場合があります。

共通のリスクとして、感染、出血、非対称、傷跡、皮膚壊死、改善効果の不足などが生じる可能性があり、結果には個人の皮膚状態や過去の手術歴による個人差があります。