こんにちは。カン・チャヨンです。

今回は、複数回の鼻手術を受けられた後、短く上がってしまった鼻にお悩みで当院にお越しくださった患者様の症例をご紹介いたします。

🔍 手術歴

患者様は過去にお顔と鼻に何度も手術を受けられたご経験がありました。

  • 約17年前:シリコンプロテーゼと耳介軟骨を用いた鼻整形(その後、プロテーゼが動き曲がりが生じる)

  • 約15年前:シリコンと耳介軟骨を用いた鼻整形(鼻先が徐々に低くなる)

  • 約12年前:シリコンと耳介軟骨を用いた鼻整形(鼻先の高さが不足)

  • 約12年前:両顎手術

  • 約10年前:シリコンプロテーゼ単独の手術(プロテーゼが動く)

  • 約3年前:自家肋軟骨とシリコンを用いた鼻整形

  • 最近:他院で人中短縮術

デザインカウンセリング 正面・左斜め側面・側面写真です。

患者様のご要望

  • 上がっている鼻先を自然に下げたい

  • 正面からの鼻孔の露出を減らしたい

  • 鼻柱を下げてバランスの取れた鼻のラインにしたい

度重なる再手術により組織が弱くなった状態で、安全でありながら自然な変化を望まれていました。

デザインカウンセリングの右側面、斜め側面、鼻孔の写真です

🔧 手術計画および進行

1. 自家肋軟骨を用いた鼻中隔軟骨の再建

  • 過去の手術によって鼻中隔軟骨がほとんど残っておらず、鼻先が短くアップノーズになっている状態でした。

  • 患者様ご自身の肋軟骨(自家肋軟骨)を採取して鼻中隔軟骨を立て直し、鼻先の支持力を回復させました。

2. 左側鼻腔内粘膜前進皮弁術

  • 不足している鼻の内側の皮膚を補うため、左側の鼻腔内粘膜を前方に引き寄せて覆う皮弁術を実施しました。

3. 鼻筋プロテーゼの精密な調整

  • 患者様の鼻骨の形態に合わせてシリコンプロテーゼを細かく削り整え、自然な鼻筋のラインを作りました。

4. 鼻づまり改善のための機能手術

  • 鼻中隔形成術と下鼻甲介(鼻炎)手術を同時に行い、呼吸機能を改善しました。

🌟 手術結果

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

正面の変化

  • 上がっていた鼻先が自然に下降

  • 目立っていた鼻孔の露出が減少

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

側面の変化

  • 短かった鼻の長さがバランスよく伸長

  • 低かった鼻先が適切な高さへと矯正

  • 鼻柱が下がり、滑らかな横顔のラインを形成

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

全体的な印象の変化

  • 鼻骨の形態に合わせた鼻筋ラインにより落ち着いた印象へ

  • 鼻づまりが改善し、呼吸が一段と楽に

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

💡 専門医の所見

術直後(0日目)の正面、斜め側面、側面の写真です。術直後の写真は腫れが残っている状態のため、最終的な仕上がりとは異なる場合があります。

術直後(0日目)の鼻孔写真です。術直後の写真は腫れが残っている状態のため、最終的な仕上がりとは異なる場合があります。

複数回の再手術を経た鼻は、使用できる軟骨や組織が非常に不足している場合が多く見られます。特に鼻中隔軟骨が損傷してほとんど残っていないと鼻先が短くなりアップノーズになりますが、このとき無理に矯正しようとすると、後に変形や機能的な問題につながるおそれがあります。

このようなタイプでは、患者様ご自身の自家肋軟骨を用いて鼻中隔を安定的に再建し、不足した粘膜は皮弁術で補うことで、上がっていた鼻先を安全に下げることができました。また、鼻筋のプロテーゼを鼻骨の形態に合わせて精密に整え、鼻中隔形成術と鼻炎手術を同時に行うことで、審美的な改善と呼吸機能の回復を両立できました。

再手術においては、残っている軟骨の量、組織の状態、皮膚の厚みを総合的に考慮したオーダーメイドのアプローチが何よりも重要です。今後もこのような細やかなアプローチで、患者様のお悩みを安全に解決してまいります。

カン・チャヨンでした。ありがとうございました。

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限界と副作用

自家肋軟骨を使用する場合、肋軟骨を採取した部位に傷跡や痛みが残ることがあり、稀に胸膜損傷が生じる場合があります。また、移植した軟骨が時間の経過とともに曲がったり、一部吸収されたりする可能性があります。

鼻中隔を同時に矯正する場合、鼻づまりが残存または再発する可能性があり、稀に鼻中隔穿孔や嗅覚の変化が生じる場合があります。

共通のリスクとして、感染、出血、非対称、傷跡、皮膚壊死、改善効果の不足などが生じる可能性があり、結果には個人の皮膚状態や過去の手術歴による個人差があります。