こんにちは。カン・チャヨンです。
本日は、度重なる鼻手術の後にも鼻柱が次第に下垂し、曲がりながら鼻孔の非対称が悪化してお悩みになり、当院を受診された患者様の症例をご紹介いたします。
🔍 手術歴
この患者様は、計6回の鼻手術を受けられた方です。
約12年前:鼻中隔軟骨、耳介軟骨、シリコンを用いた初回の鼻整形
約6年前:自家肋軟骨、シリコン、耳介軟骨を用いた再手術(術直後に鼻が弯曲)
その後:鼻翼挙上術1回
約4年前:自家肋軟骨を用いた自家組織(プロテーゼなし)再手術および機能手術
約3年前:保管されていた自家肋軟骨による追加の再手術
約1年6か月前:耳介軟骨を用いた鼻孔縁下降術(鼻孔延長)
患者様のご要望
患者様の最大のお悩みは鼻孔の非対称の改善でした。鼻柱が次第に下がり、片側に傾くことで非対称がどんどんひどくなっている点が主なお悩みでした。現在の鼻全体の形状は気に入っておられますが、鼻柱の先端部で軟骨が透けて触れる現象と、鼻孔の左右差が気になるとおっしゃっていました。
🔧 手術計画および進行
クローズ法(非開放式)アプローチにて以下のように手術を進めました。
1. 自家肋軟骨を用いた鼻筋および鼻先の補強
自家肋軟骨で鼻筋と鼻先を自然に高くし、安定した支持構造を確保いたしました。
2. 斜鼻矯正のための外側骨切り術
鼻筋の曲がりを矯正するため外側骨切り術を施行し、鼻骨のアライメントを整えました。
3. 鼻孔の非対称矯正のための鼻柱矯正
鼻孔の非対称の多くは、鼻柱が片側に傾くことによって生じます。鼻柱の向きを正しく整え、左右のバランスを合わせました。
🌟 手術結果
正面の変化 :
曲がっていた鼻筋がまっすぐに矯正
鼻孔の左右対称性が大幅に改善
側面の変化 :
自然で安定した鼻筋ラインを確保
鼻柱の垂れ下がりと歪みが改善
鼻孔の変化 :
片側に傾いていた鼻柱をまっすぐに矯正
鼻孔の大きさの左右バランスが改善
💡 専門医の所見
複数回の再手術を受けられている場合、内部組織の状態が複雑であるため、より細やかなアプローチが必要です。特に鼻孔の非対称は単なる鼻の穴の大きさの違いに見えますが、実際には鼻柱の向きや鼻先軟骨の位置が複合的に関与しています。
今回の手術では、鼻柱が片側に傾くことで生じていた非対称を根本から矯正することに注力いたしました。自家肋軟骨を活用して支持構造を補強することで、時間が経っても安定した結果を維持できるようにいたしました。
カン・チャヨンでした。ありがとうございました。
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限界と副作用
自家肋軟骨を使用する場合、肋軟骨を採取した部位に傷跡や痛みが残ることがあり、稀に胸膜損傷が生じる場合があります。また、移植した軟骨が時間の経過とともに曲がったり、一部吸収されたりする可能性があります。
鼻中隔を同時に矯正する場合、鼻づまりが残存または再発する可能性があり、稀に鼻中隔穿孔や嗅覚の変化が生じる場合があります。
共通のリスクとして、感染、出血、非対称、傷跡、皮膚壊死、改善効果の不足などが生じる可能性があり、結果には個人の皮膚状態や過去の手術歴による個人差があります。