こんにちは。カン・チャヨンです。

本日は5回の手術歴がおありで、特に鼻中隔のひどい損傷にお悩みの上、当院にお越しくださった患者様の症例をご紹介いたします。

🔍 手術歴

デザインカウンセリング時の正面、左側面、斜め側面の写真です。

  • 30年前:L型シリコン

  • 28年前:L型シリコン(斜鼻矯正)

  • 15年前:耳介軟骨+シリコン

  • 10年前:耳介軟骨+シリコン

  • 10年前:自家肋軟骨(鼻筋に側頭筋膜+肋軟骨)

  • 5年前:鼻柱フィラー施術

患者様のご要望

デザインカウンセリングの右側面、斜め側面、鼻孔写真です。

  • 鼻先の形を自然に整えたい

  • 鼻柱のフィラーを除去し、鼻柱を自然に見せたい

  • 眉間の開始点を下げたい

  • 高すぎず自然な高さにしたい

  • 全体的に柔らかい印象を希望

🔧 手術計画および進行

今回の手術では、ひどく損傷した鼻中隔を再建し、既存の組織を再利用して自然な鼻先を作ることが核心でした。

1. 異物の除去および組織の評価

  • 5年前に施術した鼻柱フィラーを完全除去

  • 以前の手術による側頭筋膜の状態を確認

  • 斜めに曲がった頭皮筋膜を発見

  • 鼻中隔の損傷程度を精密に評価

2. 自家肋軟骨を用いた鼻中隔再建

  • 術中に鼻中隔の損傷が著しいことを確認

  • 直ちに自家肋軟骨の採取を決定

  • 損傷した鼻中隔を自家肋軟骨で再建

  • 鼻の中心構造の安定性を確保

  • 呼吸機能の改善

3. 頭皮筋膜の再利用

  • 斜めに移植されていた既存の頭皮筋膜を除去

  • 除去した筋膜を鼻先の皮膚補強用として再利用

  • 薄くなった鼻先の皮膚を厚く補強

  • 自然な触感の維持

  • 組織の無駄を最小限に抑制

4. 自然な鼻先の再建

  • 鼻先の形を自然に整えることに集中

  • ピンチノーズ(つまんだような鼻)にならない柔らかな鼻先

  • 過度でない適切な高さ

  • 顔全体との調和

  • 上品な鼻先ライン

5. 眉間の開始点の調整

  • 眉間の開始点を下げて自然な比率へ

  • 鼻全体の長さのバランスを改善

  • 滑らかな額から鼻へのつながり

  • 調和の取れたお顔の比率

6. 鼻唇角の矯正

  • 適切な鼻唇角を形成

  • 自然な横顔のライン

  • 優雅な横顔のシルエット

  • 鼻柱の自然な位置

🌟 手術結果

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

  • 鼻先が自然に改善

  • 眉間の開始点が下がり調和のとれた比率へ

  • ピンチノーズ(つまんだような鼻)にならない柔らかな鼻先

  • 顔全体のバランス向上

  • 自然で上品な正面ライン

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

側面変化:

  • 自然な鼻の高さへと改善

  • 鼻唇角の矯正による上品な横顔

  • なめらかな鼻先ライン

  • 眉間から鼻先への自然なつながり

  • 洗練された調和のとれた横顔のシルエット

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

  • 鼻柱フィラー除去後の自然な鼻柱

  • 鼻先の形態改善

  • 左右のバランスの確保

  • 鼻柱中心軸の整列

  • 自然な鼻孔の形態

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

💡 専門医の所見

術直後0日 正面、斜め側面、側面の写真です。術直後の写真は腫れがある状態のため、最終結果とは異なる場合があります。

術直後0日目の鼻孔写真です。術直後の写真は腫れが残っている状態のため、最終結果とは異なる場合があります。

5回の手術歴がある患者様の再手術には、非常に慎重なアプローチが求められます。特に本症例では、鼻中隔の損傷が予想をはるかに上回る状態でした。

手術中に鼻中隔を確認したところ、過去の手術によって鼻中隔が著しく損傷しており、この状態のままでは安定した鼻の構造を構築できないと判断いたしました。直ちに患者様とご家族に状況をご説明し、自家肋軟骨を用いた鼻中隔再建が必要であることをお伝えしました。

自家肋軟骨は、鼻中隔再建において極めて理想的な材料です。十分な強度と大きさを備えているため、損傷した鼻中隔をしっかりと再建することができます。鼻中隔は鼻の中心構造であり支持台の役割を担うため、強固に再建することが長期的な安定性にとって非常に重要です。

注目すべき点は、10年前の手術で使用された頭皮筋膜(側頭筋膜)が斜めに曲がった状態で移植されていたことです。これを単に除去して廃棄するのではなく、鼻先の皮膚補強用として再利用しました。筋膜は皮膚の補強に非常に有効な材料であり、特に複数回の手術を受けて皮膚が薄くなっている場合には一層重要になります。

今回の手術で最も注力したのは「自然な鼻先」を形成することでした。患者様もこの点を最も希望されており、私自身も5回の手術歴を考慮すると、過度な矯正よりも自然さが何より重要であると判断いたしました。

つまんだように見えず整った鼻先、高すぎず上品な高さ、人工的にならず洗練されたラインを形成するために細かく調整を行いました。眉間の開始点を下げて鼻全体の長さのバランスを改善し、鼻唇角を適切に調整することで、横顔のラインを上品に仕上げました。

複数回の手術を受けられた患者様の再手術は、初手術に比べてはるかに複雑で難易度が高くなります。損傷した組織を扱い、瘢痕組織を整理し、残された健康な組織を可能な限り活用しなければなりません。しかし、正確な診断と体系的な計画、そして緻密な手術手技により、患者様が望まれる自然な結果を導き出すことができました。

今後もこのような細やかなアプローチにより、患者様お一人おひとりの個性とご要望を最大限に反映したオーダーメイド手術を提供してまいります。同様のお悩みを抱えていらっしゃる方々のご参考になれば幸いです。

カン・チャヨンでした。ありがとうございました。

#鼻中隔再建 #自家肋軟骨 #頭皮筋膜 #側頭筋膜 #鼻先皮膚補強 #自然な鼻先 #鼻の再手術 #多数回再手術 #鼻柱フィラー除去 #眉間開始点 #鼻唇角矯正 #異物除去 #柔らかい鼻先 #クローズ法の鼻整形 #クローズ法鼻再手術

限界と副作用

自家肋軟骨を使用する場合、肋軟骨を採取した部位に傷跡や痛みが残ることがあり、稀に胸膜損傷が生じる場合があります。また、移植した軟骨が時間の経過とともに曲がったり、一部吸収されたりする可能性があります。

注入されたフィラーなどの異物を除去して再建を行う場合、除去後に拘縮が再び進行したり、鼻の高さや長さが短くなったりすることがあり、皮膚の状態によっては段階的な手術が必要となる場合があります。

鼻中隔を同時に矯正する場合、鼻づまりが残存または再発する可能性があり、稀に鼻中隔穿孔や嗅覚の変化が生じる場合があります。

共通のリスクとして、感染、出血、非対称、傷跡、皮膚壊死、改善効果の不足などが生じる可能性があり、結果には個人の皮膚状態や過去の手術歴による個人差があります。