こんにちは。カン・チャヨンです。
30年前の手術で使用されたシリコン被膜が石灰化し、それにより生じた鷲鼻と斜鼻を自家肋軟骨で再建された患者様の症例をご紹介いたします。
📍手術歴
1991年
L型シリコン手術
🔎 初診所見
機能的な問題
慢性鼻炎
形態的な問題
シリコン被膜の石灰化による鷲鼻の悪化
曲がって見える鼻
垂れ下がった鼻先
全体的に不自然な印象
核心的な問題の診断
30年以上経過したL型シリコンプロテーゼ周囲の被膜の石灰化
石灰化した被膜による鷲鼻の形成
鼻全体の構造の非対称と変形
古いプロテーゼによる持続的な組織の圧迫
特記事項
30年という長い年月による組織変化
石灰化被膜による複雑な除去過程の予想
✨ 患者様のご要望
自然な鼻
斜鼻の改善
鷲鼻の改善
自然かつはっきりした印象
💉手術内容
核心 - 石灰化被膜の除去
30年経過したL型シリコンプロテーゼの完全除去
石灰化した被膜の細心な除去
損傷した周辺組織の整理
清潔な手術環境の確保
構造の再建
自家肋軟骨を用いた全面的な再建
垂れ下がった鼻先をすっきりと立ち上げる
鷲鼻の完全矯正
斜鼻矯正
形態の改善
自然かつはっきりした印象の鼻の実現
患者様のお顔と調和のとれたライン
過度にならない適切な高さ
洗練された鼻先の形態
機能改善
鼻炎による呼吸のしづらさの改善
✅ 手術結果
機能的改善
鼻炎症状の顕著な緩和
スムーズな呼吸機能の回復
正面
きれいに矯正された斜鼻
自然な鼻筋ライン
バランスの取れた顔全体の比率
すっきりと解消された鷲鼻
側面
すっきりと立ち上がった鼻先
滑らかではっきりした鼻のライン
自然な鷲鼻矯正
調和の取れたお顔の横顔
全体的な変化
自然でありながら華やかな印象の鼻
30年来の問題を根本から解決
若々しく見える洗練された印象
患者様が望まれていた理想的な鼻の形
長期的な安定性
自家肋軟骨の使用による長期的な安定性
被膜石灰化の再発リスクを回避
自然な加齢プロセスへの適応
👨⚕️ 専門医の所見
こちらは、30年前の手術で使用されたL型シリコンの長期的な副作用による、複雑な再手術の症例でした。特にシリコン周囲に形成された被膜が石灰化し、鷲鼻が悪化して鼻が曲がって見え始めた非常に特殊なケースでした。
シリコンプロテーゼは体内に挿入された後、時間が経つにつれて周囲に被膜(カプセル)が形成されます。通常はこの被膜が大きな問題になることはありませんが、30年という長い歳月を経て、本症例では被膜が石灰化(calcification)する現象が起きていました。
石灰化した被膜は硬くなりながら鷲鼻のように突き出てしまい、同時に鼻全体の対称性にも影響を与えて曲がって見える印象を作り出します。これは単にプロテーゼだけを除去すれば解決する問題ではなく、石灰化した被膜まで丁寧に除去しなければならない複雑な手術過程を必要としました。
手術において最も重要だった点は、30年経過したL型シリコンと石灰化被膜を完全に除去することでした。長期間にわたり組織と癒着していたプロテーゼと被膜を除去する過程には非常に緻密な技術が求められ、周囲組織の損傷を最小限に抑えつつ完全な除去を行う必要があります。
除去後は、損傷した構造を再建する必要がありました。自家肋軟骨を用いて垂れ下がった鼻先をすっきりと立ち上げ、鷲鼻をしっかりと矯正しながら、患者様が望まれていた自然かつはっきりした印象を実現しました。
自家肋軟骨の最大の利点は、患者様ご自身の組織であるため、拒絶反応や被膜形成のリスクが極めて低い点です。また、強固な支持力を提供し、長期的に安定した結果を得ることができます。
患者様には鼻炎の症状がおありでしたので、機能的な改善も同時に考慮しました。
結果として、30年間続いていた問題を根本から解決することができました。石灰化した被膜による鷲鼻がすっきりと解消され、斜鼻が自然に矯正され、垂れ下がっていた鼻先が立ち上がって、患者様が望まれていた自然かつはっきりとした鼻に仕上げることができました。
この症例は、古いプロテーゼの長期的な副作用であっても、正確な診断と体系的な再建術によってしっかりと解決できることを示す意義深いケースでした。特に30年という長い間悩まれていた問題が1回の手術で根本から解決し、患者様にも大変ご満足いただいております。
カン・チャヨンでした。ありがとうございました。
ありがとうございます。
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限界と副作用
自家肋軟骨を使用する場合、肋軟骨を採取した部位に傷跡や痛みが残ることがあり、稀に胸膜損傷が生じる場合があります。また、移植した軟骨が時間の経過とともに曲がったり、一部吸収されたりする可能性があります。
プロテーゼを除去して再手術を行う場合、除去後に拘縮が再び進行したり、鼻の高さや長さが短くなったりすることがあり、皮膚の状態によっては段階的な手術が必要となる場合があります。
共通のリスクとして、感染、出血、非対称、傷跡、皮膚壊死、改善効果の不足などが生じる可能性があり、結果には個人の皮膚状態や過去の手術歴による個人差があります。