こんにちは。カン・チャヨンです。

今回は、複数回の鼻整形後に生じた炎症と拘縮でお悩みになり、ご来院くださった患者様の症例をご紹介いたします。

🔍 手術歴

  • 2007年:L型シリコン

  • 2021年8月:シリコン+耳介軟骨 → 炎症発生

  • 2022年11月:シリコン+メッシュ+猫手術 → アップノーズ発生

  • 2023年11月:シリコン+自家肋軟骨+真皮+骨膜

  • 10日後:炎症に対する処置(洗浄)およびPRP施術16回

💉 主な症状

  • 拘縮変形(慢性炎症による変形)

  • 異常な浮腫(残存異物による炎症の可能性)

  • 鼻先の陥没(鼻先まで下りてきていたシリコンプロテーゼ)

  • 右側人中周辺の圧痛(猫手術部位)

  • 左側鼻中隔粘膜の持続的な引きつれ感および不快感(鼻中隔に残存していたメッシュによるもの)

  • 左側の鼻づまり(鼻中隔弯曲症)

デザインカウンセリング時の正面、左側面、斜め側面の写真です。

🔧 手術計画

  1. 自家肋軟骨を用いた小鼻および鼻中隔の再建

  2. 鼻孔縁下降術

  3. 鼻唇角矯正

  4. 幹細胞治療

  5. 機能改善(鼻中隔矯正術+鼻炎手術)

  6. 抗生剤注射

  7. 必要に応じて鼻中隔再建と異物除去、皮膚移植の追加

デザインカウンセリングの右側面、斜め側面、鼻孔写真です。

🔧 手術中の所見と処置

  • 鼻先の陥没部位のすぐ内側にシリコンプロテーゼの先端が位置していたこと

  • 鼻先の左側鼻中隔粘膜における残存メッシュの確認および除去

手術中に除去されたメッシュ片

  • 猫手術部位で右側に偏位していた自家肋軟骨片の除去

  • 残存異物による異物反応および炎症反応が慢性的に生じていたと推測

-> 丁寧に取り除き、洗浄を実施

  • 鼻中隔軟骨の大部分が欠損しており、残存していた鼻中隔は左側に倒れていた状態

-> 自家肋軟骨を用いて鼻中隔再建手術を施行

  • 短くなった鼻を矯正する過程で皮膚が不足したため、耳介後部の皮膚を鼻柱の両側に移植

💉 術前分析

1. 正面

  • 吊り上がった鼻孔

  • 引きつれた小鼻

  • 非対称

  • 曲がった鼻筋

  • 鼻骨の非対称

2. 側面

  • 高い眉間の開始点

  • 短く歪んだ鼻先

  • 広い鼻唇角

  • アップノーズ

3. 鼻孔

  • 左右非対称

  • 左側に傾いた鼻柱

  • ピンチノーズ(引きつれた鼻孔)

🌟 手術結果

1. 正面の改善

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

  • 吊り上がった鼻孔の矯正

  • 小鼻の引きつれの改善

  • 非対称の緩和

  • まっすぐな鼻筋ライン

2. 側面の改善

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

  • 自然な眉間の開始点

  • 安定した鼻先の形態

  • 適切な鼻唇角

3. 鼻孔の改善

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

  • 左右対称性の向上

  • 鼻柱を正中位へ

  • 自然な鼻孔の形態

💡 特記事項

術直後0日目 正面、側面、斜め側面術直後写真は腫れがある状態のため、最終結果とは異なる場合があります。

過去の手術で使用されたメッシュをきれいに除去できていなかったことが原因で、炎症による拘縮鼻が生じていた症例でした。

特筆すべき点として、鼻背に使用されていたプロテーゼが鼻先まで下りてきており、鼻先と接触していた部分に典型的な皮膚の陥没が観察され、慢性炎症によって正常な軟骨組織の損傷が深刻でした。

炎症組織はすべて切除し、正常組織が損なわれていた部分はすべて再建したため、これにより生じていた鼻づまりは自然に改善に向かうものと期待されます。また、鼻先がねじれて吊り上がっていた拘縮変形は、幹細胞治療と自家肋軟骨を用いた再建術により良好に改善しました。

ダウンタイム中に積極的な抗生剤の点滴療法と幹細胞治療を並行して行うことで、スムーズに回復へ向かうと考えられます。

同様のお悩みを抱えていらっしゃる患者様にとって、少しでも参考になれば幸いです。

カン・チャヨンでした。ありがとうございました。

ありがとうございます。

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限界と副作用

自家肋軟骨を使用する場合、肋軟骨を採取した部位に傷跡や痛みが残ることがあり、稀に胸膜損傷が生じる場合があります。また、移植した軟骨が時間の経過とともに曲がったり、一部吸収されたりする可能性があります。

注入されたフィラーなどの異物を除去して再建を行う場合、除去後に拘縮が再び進行したり、鼻の高さや長さが短くなったりすることがあり、皮膚の状態によっては段階的な手術が必要となる場合があります。

鼻中隔を同時に矯正する場合、鼻づまりが残存または再発する可能性があり、稀に鼻中隔穿孔や嗅覚の変化が生じる場合があります。

共通のリスクとして、感染、出血、非対称、傷跡、皮膚壊死、改善効果の不足などが生じる可能性があり、結果には個人の皮膚状態や過去の手術歴による個人差があります。