こんにちは。カン・チャヨンです。

本日は拘縮鼻、アップノーズ、そして無理な小鼻縮小手術による鼻孔非対称の矯正を伴う鼻の再手術症例をご紹介いたします。

こちらの患者様は、複数回にわたる鼻整形手術の後に生じた深刻な鼻の変形に悩まれていました。

このような複雑な手術歴と拘縮変形による難題をどのように克服したのか、一緒に見ていきましょう。

1. 患者様の手術歴

- 17年前:自家肋軟骨+シリコン手術

- 2022年2月:高さを出すための再手術

- 2022年10月:自家肋軟骨+シリコン+小鼻縮小

- 2022年以降:変形と拘縮の始まり

- 2023年12月:人中短縮

2. 患者様の主な症状およびご要望

- 左右両側の重度な鼻づまり

- 鼻孔の形が尖って見え、正面から目立つのが気になる

- 現在の高さを維持したい(低くしたくない)

3. デザインカウンセリング

デザインカウンセリング時の写真です。

- 鼻先が丸く、上がって見える

- 鼻孔の非対称が見られる

- ☆鼻孔が尖って☆大きく見えている

- 鼻先が垂れ下がって見える

- 鼻孔が目立つ

- 小鼻がつままれたように見える

デザインカウンセリング時の写真です。

- 鼻先が垂れ下がっている

- 小鼻がつままれたように見える

- 鼻孔の非対称がある

- つまみ感がある

- 鼻孔が著しく狭小化している

4. 手術計画

患者様の状態とご要望を考慮し、以下のような手術計画を立てました:

a) 術前の幹細胞注射治療(2週間間隔で3回)

b) 自家肋軟骨を用いた鼻中隔再建手術

c) 鼻柱下降術

d) 鼻翼軟骨再建手術

e) 皮膚・真皮複合移植(鼻孔内側)

5. 手術内容

青い矢印は採取予定の右側肋軟骨です。

- 術前の胸部X線検査にて肋軟骨の石灰化を確認

- 右側第6または第7肋軟骨のうち、石灰化が最も少ない軟骨を部分的に採取

- 実際の手術時には石灰化が非常に進行しており、少量の軟骨のみ採取可能であった

- 以前に使用されていた自家肋軟骨と今回採取した軟骨を併用して鼻先を再建

- 鼻づまり改善のため、鼻腔内スペースを拡張

- つまみ感の改善を目的とした軟骨再建および皮膚・真皮複合移植

6. 術前・術後の写真比較

術直後0日目の写真を比較すると、以下のような改善点を確認できます:術直後の写真は腫れが残っている状態のため、最終結果とは異なる場合があります。

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

- つままれたように見えていた鼻孔が自然に矯正された

- 鼻筋と鼻先の丸く広がっていた印象が改善された

- 短く見えていた鼻が自然なバランスへと変化

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

- 鼻孔が過度に目立っていた状態が改善された

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

- 小鼻がつままれて引き上がっていた状態が自然に改善された

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

- つままれたように見えていた部分が好転した

- 鼻孔の非対称が改善

- 縦長に見えていた鼻孔が、丸みのある広がりを持つ形状へと改善された

7. 総評

本症例では、炎症による拘縮の変化で鼻の皮膚自体のサイズが縮小していた点が大きな課題でした。しかしさらに深刻だったのは、無理な小鼻縮小と人中短縮によって生じた小鼻の皮膚不足と、それに伴う鼻孔の狭小化でした。

鼻づまりを改善するためには鼻孔のサイズを広げる必要がありますが、鼻孔を大きく広げる手術は難易度が極めて高く、成功率も十分ではないため、今回の症例には適用しませんでした。その代わりに、鼻孔の形状を整えつつ鼻先の高さをわずかに調整することで、鼻孔の幅を広げる方針に注力しました。

このような複雑な症例においては、患者様の状態とご要望を細やかに考慮し、適切な解決策を見出すことが肝要です。本症例では自家肋軟骨を用いた再建や皮膚・真皮複合移植など多様な手法を取り入れ、拘縮とアップノーズの課題を同時に解決することを目指しました。

8. 結びの言葉

無理な小鼻縮小による変形、拘縮鼻、アップノーズでお悩みの方々にとって、本症例がご参考になれば幸いです。このような複雑な問題は、単純なアプローチだけでは解決が困難です。患者様お一人おひとりの状況に合わせたオーダーメイドのアプローチが必要であり、時には段階的な治療が求められることもあります。

豊富な経験と専門性に基づき、こうした難度の高い症例にも丁寧かつ適切に対応しております。鼻整形後の拘縮やアップノーズでお悩みの方は、専門医とのカウンセリングを通じてご自身に適した解決策をお探しいただくことをお勧めいたします。

皆様の美しく健康な鼻のために、いつでも寄り添ってまいります。

カン・チャヨンでした。ありがとうございました。

ありがとうございます。

#拘縮鼻矯正 #アップノーズ矯正 #鼻孔非対称矯正 #ピンチノーズ矯正 #垂れ鼻矯正 #短鼻矯正 #クローズ法の鼻整形 #鼻の再手術 #耳鼻咽喉科専門医鼻整形 #自家肋軟骨移植 #幹細胞治療 #小鼻縮小

限界と副作用

自家肋軟骨を使用する場合、肋軟骨を採取した部位に傷跡や痛みが残ることがあり、稀に胸膜損傷が生じる場合があります。また、移植した軟骨が時間の経過とともに曲がったり、一部吸収されたりする可能性があります。

鼻中隔を同時に矯正する場合、鼻づまりが残存または再発する可能性があり、稀に鼻中隔穿孔や嗅覚の変化が生じる場合があります。

共通のリスクとして、感染、出血、非対称、傷跡、皮膚壊死、改善効果の不足などが生じる可能性があり、結果には個人の皮膚状態や過去の手術歴による個人差があります。