こんにちは。カン・チャヨンです。
本日は、鼻フィラーと埋没糸の施術後も鼻先の垂れや鷲鼻の形態が改善されずにお悩みで、当院にお越しくださった患者様の症例をご紹介いたします。
🔍 手術歴
患者様は幼少期に鼻を負傷された経験があり、その後、非手術的な方法で鼻の矯正を試みられていました。
幼少期:正面衝突による鼻の負傷
約2年前:鼻フィラー施術および埋没糸施術
非手術的な施術のみでは、鼻先の垂れや鷲鼻の形態といった構造的な問題を根本から解決することが難しく、手術による矯正を決心されるに至りました。
患者様のご要望
患者様の具体的なご希望は次の通りでした:
はっきりしながらも自然な鼻のライン
垂れている鼻先の改善
鷲鼻矯正
鼻づまりの改善(鼻中隔弯曲症および鼻炎症状)
特にはっきりした印象の鼻を好みつつも自然さを損なわない仕上がりをご希望され、プロテーゼの使用に対しても肯定的でいらっしゃいました。
🔧 手術計画および進行
1. 鼻フィラーおよび異物の除去
既存の鼻フィラーを完全に除去
埋没糸の残存物の整理
清潔な手術環境の確保
2. 自家肋軟骨を用いた鼻先形成
自家肋軟骨で鼻先の支持構造を強化
垂れた鼻先を自然に挙上
はっきりしながらも自然な鼻先のラインを形成
3. 鼻唇角矯正
自家肋軟骨を用いた鼻唇角の角度調整
横から見たときに洗練された鼻唇角の形成
4. シリコンプロテーゼを用いた鼻筋形成
シリコンプロテーゼを鼻骨に合わせて精密に加工
鼻背にのみプロテーゼを留置し、自然な形態を維持
額から鼻先まで自然な直半ラインを形成
5. 鼻中隔矯正術および下鼻甲介縮小術
鼻中隔弯曲症の矯正により鼻の内部構造を整える
肥厚した下鼻甲介の縮小により鼻炎症状を改善
呼吸機能の回復
🌟 手術結果
正面の変化
鷲鼻の形態がなくなり、滑らかな鼻背ラインが完成
鼻先が自然に高くなり洗練された印象に
全体的にバランスの取れた鼻の形態
側面の変化
垂れていた鼻先を適切な高さへと挙上
額から鼻先まで自然な直半ラインを形成
鼻唇角矯正により洗練された鼻と唇の角度が完成
鷲鼻部分を滑らかに整理
斜め側面の変化
45度の角度からも自然な鼻の輪郭
はっきりしながらも主張しすぎない鼻先のライン
顔全体と調和のとれた鼻の形態
鼻孔の変化
鼻先が高くなったことで鼻孔の形状も自然に変化
両側のバランスが整った鼻孔形態
全体的に洗練された鼻底部のライン
💡 専門医の所見
鼻フィラーや埋没糸のような非手術的施術は手軽であるというメリットがありますが、鼻先の垂れや鷲鼻のような構造的問題を根本的に解決するには限界があります。今回の患者様のように、非手術的施術の後もお悩みが解決されず、手術による矯正を決心される方は少なくありません。
今回の手術では、まず既存の鼻フィラーを完全に除去した上で、自家肋軟骨を用いて鼻先の支持構造を強化し、自然な高さへと整えました。鼻唇角も自家肋軟骨で矯正し、横顔のシルエットを洗練された形に仕上げています。鼻筋は患者様の鼻骨に合わせて精密に細工したシリコンプロテーゼを鼻背のみに配置することで、額から鼻先までつながる自然な直半ラインを形成しました。
また、患者様は同日に機能改善の手術も併せて行うことを決められ、鼻中隔矯正術と下鼻甲介縮小術を同時に施行することで鼻づまりの改善も図られました。鼻整形の際に機能的な問題を同時に解決できれば、一度の手術で審美性と機能性の両方を改善でき、患者様のご負担を軽減することができます。
鼻フィラー除去後の鼻整形においては、既存のフィラーの状態や周囲組織の反応を正確に把握することが重要です。フィラーがどの層に位置しているか、周囲の組織にどの程度影響を及ぼしているかを総合的に評価して手術計画を立てることが、安全でご納得のいく結果につながります。当院ではこうした緻密な分析に基づき、患者様お一人おひとりの鼻の状態に合わせた最適な手術方法をご提案しております。
同様のお悩みを抱えていらっしゃる方々のご参考になれば幸いです。以上、代表院長のカン・チャヨンでした。ありがとうございました。
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限界と副作用
自家肋軟骨を使用する場合、肋軟骨を採取した部位に傷跡や痛みが残ることがあり、稀に胸膜損傷が生じる場合があります。また、移植した軟骨が時間の経過とともに曲がったり、一部吸収されたりする可能性があります。
注入されたフィラーなどの異物を除去して再建を行う場合、除去後に拘縮が再び進行したり、鼻の高さや長さが短くなったりすることがあり、皮膚の状態によっては段階的な手術が必要となる場合があります。
鼻中隔を同時に矯正する場合、鼻づまりが残存または再発する可能性があり、稀に鼻中隔穿孔や嗅覚の変化が生じる場合があります。
共通のリスクとして、感染、出血、非対称、傷跡、皮膚壊死、改善効果の不足などが生じる可能性があり、結果には個人の皮膚状態や過去の手術歴による個人差があります。