こんにちは。

院長のカン・チャヨンです。今日は診療室でエアコンをつけました。

ここ数日は寒い冬が終わり温かい春の日が来るかと思いきや、急に夏になったような気がします。

本日は顔の非対称がある患者様のお話をしようと思います。顔の非対称は世界中の誰もが持っていると言っても過言ではないほど、誰にでも非対称が存在します。もちろん程度の差はありますが。本日手術を受けられた患者様も顔の非対称があり、左側の顔が右側の顔よりも差が感じられるほどわずかに大きい状態でした。眉、目、小鼻、唇、頬骨、下顎骨のすべてにおいて左側が少しずつ大きめです。

発生学的に見ると、私たちは母体の中で作られる際、右側と左側がそれぞれ作られながら正中央で合流します。この過程の中で問題が生じると、口唇口蓋裂のように唇や口蓋が裂ける先天的な奇形が発生することもあります。このように左右が別々に作られるため、大きさの差が生じるのはある意味で自然な結果とも言えます。

では、この顔の非対称を改善する方法はあるのでしょうか? もちろん顔面骨の手術を行って合わせることも可能です。そして顔の最も中心にある鼻手術を行うことで、顔の非対称を目立ちにくくする方法もあります。今回はこの手術についてお話しいたします。

カウンセリング前のデザイン

術前 正面写真

正面から見ると鼻筋から鼻先にかけて右側へ斜めに曲がっており、小鼻の大きさも右側のほうが小さく見えます。また、鼻先が丸く広がっており、鼻孔の非対称が観察されました。

術前 側面写真

側面から見ると鼻先が垂れ下がっており、下顎が突出しているためしゃくれ顎のような印象があります。鼻背には鷲鼻がわずかにあり、眉間部分が低く平坦に見えます。

術前鼻孔写真

鼻孔の写真を見ると、右側の鼻孔が左側に比べて小さく非対称があります。小鼻も右側のほうが小さいです。鼻先が丸く見えます。

手術計画は?

  • 正面から鼻が斜めに曲がって見える部分 → 鼻骨は骨切り術を用いて左側へ移動させ、軟骨部分は鼻中隔軟骨を左側へ移動させることで、鼻全体を左側へシフトさせる計画を立てました。

  • 小鼻の大きさの差 → この部分は皮膚自体の大きさが異なるため完全な矯正は不可能ですが、できる限り左右対称に見えるよう鼻先の位置を矯正します。

  • 鼻先が丸く広がっている部分 → 団子鼻矯正のため自家肋軟骨を用いて鼻先をすっきりと高く立ち上げ、立体感を出すことで解消を図ります。

  • 鼻先が丸く広がっており、鼻孔の非対称が観察されました。

  • 側面からの鷲鼻は削って整え、鼻先は自家肋軟骨を用いて垂れ下がった形状を矯正します。

術直後の写真

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

側面において鼻先が垂れ下がり丸かった印象が大幅に改善され、鼻唇角が広がったことで下顎がより小さく見える効果が得られました。

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

鼻先と鼻筋が全体的に高くなることで立体感が増し、顔がより小さく見え、全体的に自然でありながらもはっきりとした印象になりました。

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

鼻先が右側に曲がって見えていた部分がしっかり矯正され、右側の小鼻が小さく見えていた点も大幅に改善されました。

術前 / 術直後0日目術直後の写真は腫れがある状態のため、最終的な結果とは異なる場合があります。

鼻先が広がって丸く見えていた印象も大幅に改善されました。

術直後(0日目)の写真です。術直後の写真は腫れがある状態のため、最終結果とは異なる場合があります。

斜鼻矯正 vs 顔の非対称矯正

顔の非対称の改善という点において、斜鼻矯正は非常に重要です。顔には多様な形態の非対称が存在します。その中で鼻が曲がっていると、非対称の程度がより強く見えることもあれば、そうでないこともあります。鼻がまっすぐである、曲がって見えないという判断には非常に主観的な部分が多く含まれます。極端な例として、顔全体が左右非対称に歪んでいる場合、鼻もその方向に合わせて斜めに傾いていたほうがまっすぐに見え、顔の非対称も目立たないことがあります。そのため私は斜鼻矯正を行う際、まず顔の中心軸を見つけ、その軸に可能な限り鼻を合わせるアプローチを採用しています。しかし、顔がいくら非対称であっても、矯正した鼻が「C」字や「逆C」字の形に曲がっていてはなりません。言い換えれば、矯正した鼻は直線でなければならないという原則を守っています。

顔の非対称でお悩みの多くの方にとって、斜鼻矯正が顔の非対称の改善に役立つ可能性があるというお話で締めくくりたいと思います。

今回は斜鼻矯正と顔の非対称についてお話しいたしました。この記事が、顔の非対称を伴う斜鼻の矯正をご検討中の方々にとって参考になれば幸いです。

カン・チャヨンでした。ありがとうございました。

限界と副作用

自家肋軟骨を使用する場合、肋軟骨を採取した部位に傷跡や痛みが残ることがあり、稀に胸膜損傷が生じる場合があります。また、移植した軟骨が時間の経過とともに曲がったり、一部吸収されたりする可能性があります。

鼻中隔を同時に矯正する場合、鼻づまりが残存または再発する可能性があり、稀に鼻中隔穿孔や嗅覚の変化が生じる場合があります。

共通のリスクとして、感染、出血、非対称、傷跡、皮膚壊死、改善効果の不足などが生じる可能性があり、結果には個人の皮膚状態や過去の手術歴による個人差があります。