鼻唇角とは?
鼻整形手術において重要な角度がいくつかあります。その中で今回は鼻唇角(Nasolabial angle)について見ていきます。鼻唇角とは、 鼻先から唇へと続くラインの角度を指します。医学書的に理想的な女性の鼻唇角は95〜105度、そして男性の鼻唇角は90〜95度程度です。鼻唇角が大きいと多くの場合、鼻が上がって見え、小さいと鼻先が垂れて見えます。特に口元が出ている(口唇突出)方は、大半が鼻唇角が小さくなっています。鼻が垂れているか、上がっているか、あるいは人中が長く見えるか、短く見えるか、そして口元の突出があるかないかなどを考慮して鼻唇角を矯正することになります。
2. 鼻唇角の矯正法
鼻唇角を矯正する方法は比較的シンプルです。鼻柱と人中が合わさる深部にフィラー、自家脂肪、人工真皮、自家真皮、プロテーゼ、軟骨などを補うことで鼻唇角が矯正されますが、この効果を半永久的に維持させるためには熟練した技術が必要です。そして鼻整形手術とあわせて行われた際によい結果を得ることができます。
1) 鼻唇角が狭い場合
鼻唇角が小さいと、 鼻先が垂れて見えて矢印鼻のように見えることがあり、口元が出ている方は大半が鼻唇角が小さくなっています。そのため顔が重苦しく、老けて見える印象を与えてしまいます。このような場合、垂れた鼻先を引き上げて鼻唇角を矯正することができます。
鼻先が垂れている場合、鼻先を高く支えるだけでも鼻唇角はわずかに広がる可能性がありますが、的確な鼻唇角矯正のためには鼻柱をしっかりと下方に降ろす必要があります。自然で美しい鼻先の形を作るために鼻柱をわずかに降ろす処置を行いますが、これは実質的に鼻唇角を美しく整えるために鼻柱を降ろしていると言っても過言ではありません。しかし、鼻整形手術において鼻柱を降ろす手術は多くのノウハウを必要とする部分です。
2) 鼻唇角が大きい場合
鼻唇角が大きいと、鼻先が上がって見えることがあります。鼻先が上がっているということは、正面から鼻孔が多く見えることと同じです。さらに、人中がより長く見えてしまうこともあります。
鼻唇角を小さくするためには、上がった鼻先を矯正する必要があります。大鼻翼軟骨の間に丈夫な軟骨を用いて鼻中隔延長を行うことで、上がった鼻先を降ろすことができます。場合によっては鼻柱の下部を前鼻棘(鼻棘突起)部分に固定する方法を用いることもあります。
鼻唇角矯正の手術はおよそ20〜30分程度かかり、鼻先の角度を調節する必要があるため、鼻中隔軟骨や肋軟骨のような強固な軟骨が必要となります。
以上、#鼻唇角矯正について簡単にご紹介しました。関心をお持ちだった方々の参考になれば幸いです。
ノーズラボ カン・チャヨン院長